2015-08-25(Tue) 05:55:35
なかなか、マンホールも段差もなかった。
工事をしている場所はどこにもないし、 街中のアスファルトはきちんと舗装されている。 マンホールも道の真ん中にあったりして、 車のタイヤが通ることはない。 かれこれ高速を1時間は走行しただろうか。 話すことはやっぱり少ないけど、 満さんがラジオをつけてくれたお陰で、 気まずさはなくなったように思う。 イクことなく終わるかもしれない。 そう思っていた時、大きな橋を渡って、 高速を下りて国道に入った。 目の前に、でかい工事中の看板があった。 にやり、と満さんが笑った気がした。 これからアスファルトを舗装しようとしている地面は、 砂利だらけの道路だった。 満さんがゆっくり進んでくれるも、 車と連動して体も、がくがくと大きく揺れる。 その度に、エネマグラが中を擦ってきた。 「あ、う、ああう‥っ」 喉を締めていても声が出てしまう。 エネマグラの先端が前立腺を刺激してくる。 断続する絶え間ない刺激に、 ふわふわしたものが中の奥から込み上がってきた。 それが大きくなってソレに集まってくる。 だんだんとイキそうになってきた。 なのに、恥ずかしさで達することができない。 俺はイッていいのかすら判らなかった。 あとちょっとで砂利の道路ではなくなってしまう。 すぐにでもイケそうなのにイケない。 あまりの苦しさに、もじもじと腰を動かした。 すると、満さんの手が、胸から足までを撫でた。 「可愛い表情で、そのままイッていいんですよ」 いつものハスキーボイスが、ずんと腰に響いてきて、 俺はそのままドライで達してしまった。 ドライだから、コンドームの中は汚れていない。 やっと達したことで、心底から安心した。 ほっとして息を整えると、満さんに頭を撫でられた。 「頑張りましたね舞斗君」 さっきまでは意地悪モードだったのに、 俺がイッたことで満さんまでほっとしたのか、 いつもみたいに優しく語りかけてくる。 そのギャップに、びくびくと体が震えてまたイッた。 次話へ 前話へ お気に召しましたら一票お願いします。 |