2015-12-31(Thu) 07:12:43
「うあっ、あああっ」
「痛いの?」 「はあ、ち、が‥っ」 俺が首を横に振る。 満はそれを見て、楽しそうに笑った。 そうだよ、違うって判ってて聞いたんだ。 もう、本当にすごく意地悪だ。 何か悔しくて唇を噛むと、 満は精をキレイに舐め終えたのか、キスしてきた。 唇をこじ開けるように、舌が這う。 「あ、う、うう‥む‥」 「いじめすぎたね、ごめん」 甘い囁きに中が疼く。 許さないって言うはずないのを判ってるくせに。 ずるいよ、満。 でも、すぐに許してしまう俺がいる。 きっと俺もずるい。 「満‥あ、ふ‥っ」 「何?」 「んん、好き‥だよ‥」 そう言うと、ずるりと指が引き抜かれた。 瞬間、血の滾ったソレがいきなり中を満たしてきた。 「ああうっ」 縛られたままの俺は、汗を飛ばさんばかりに仰け反る。 しかも、中をじっくり慣らすことなく、 満はがんがんに突いてきた。 涙も涎も、混ざって垂れていく。 「あ、あ、あ、んああっ」 「舞斗、もっと乱れて」 縛られている手。 半端に着たままの乱れた浴衣。 このままで突かれて喜んでいる俺。 言われなくたって乱れてしまう。 閉じそうになる目で、満を見る。 涙で滲んでいるけど満は笑っていた。 腰のスピードを和らげてながら、 満がこんなことを言ってきた。 「私がいつから舞斗のことが気になったか、 それを答えられたらもっと突いてあげるよ?」 俺は、はあはあと息を荒げたまま満を見た。 次話へ 前話へ お気に召しましたら一票お願いします。 |