2016-02-02(Tue) 09:01:05
「んやあ、イク、いっ、く‥!」
「なら、とりあえず出しておこうか」 とりあえずってことはこれで終わらないってことだ。 それでもいい、とにかくいきたい。 勢いよく頷くと、満がそれを握ってくれた。 瞬間、すぐに射精した。 それらは俺の腹に白い跡を残していく。 いつもは止まらない満が、なぜか止まってくれた。 おかげで、少しまったりと余韻に浸ることができた。 「はあ‥はあ‥ん、はあ‥」 「この体位気持ちいい?」 頷くとくすりと笑われた。 「私のこれも舞斗に締められて、 とても気持ちいいよ。だから‥」 満はキスしながらまた動いた。 「‥もっと私を締めつけて?」 重たい突きが、やってきた。 俺は声にならない声を発しながら、 受け止めきれない快感を体で感じていた。 さっきイッたから、次まで少しは持つ。 だけど、気が狂うほどの快感を受け入れることでもある。 突かれれば突かれるほど、 何も考えられなくなって頭が空になっていく。 空の頭の中で、菅生さんとばったり出会ったことを、 ふと思い出した。 何を思ったのか俺の口は、そのことを告げていた。 「はあっ、んあっ、今日‥昼間‥に‥っ」 「ん?」 「す、ご‥さんに‥偶然‥会って‥話して‥くうう‥」 「へえ、そんなことが」 爽やかに笑いながら、満は中央に重心を乗せる。 深いところを擦られて、全身がびくびくと痙攣した。 次話へ 前話へ お気に召しましたら一票お願いします。 |