2016-05-02(Mon) 09:43:55
「あっはああっ!」
「最中に、他の男の話をするなと前に私は言ったよね?」 「あ、あ、ごめ、ごめんなさ、 やああ‥それくる‥奥すごい抉ってる‥っ」 「奥ってこの辺かな?」 嫉妬した表情で、満がずんずんと重しをかけてくる。 霞む目で、満を見つめながら喘ぎ続けた。 繋がっていなくても愛されてるって感じるのに、 繋がっているともっと愛されていることを感じてしまう。 それを察したのか、イッていいんだよ、 と満の目が、優しくじっと訴える。 「ああ、も、イッちゃうよ‥っ」 「私ももう出そうだ」 「満の、中に、ちょうだい…んはああっ」 腰をびくびくと揺れるのを見て、満がソレを擦ってくれる。 俺はそのまま再びイッた。 髪を乱しながら満も達する。 達した満が、腰をぐいぐいと揺らした。 俺の目が、ちかちかした。 同時に、腰の奥からじわじわと何か迫ってくる。 「それ、ダメ、なんかおかしい‥っ」 「おかしいなら、おかしくなっていいよ」 くすり、と笑う満。 じわりと迫ってきた何かが、ソレから溢れ出そうだった。 でも、これは射精ではない。 射精ではない何かが放出される。 「あ、あ、ダメ‥何か出るっ」 ぎりっと歯を食いしばった。 そして、透明の液体が、放物線を描いて何度も放たれた。 息苦しい感覚に、声も出ないし喉が詰まった。 ただ感じるのは、気持ちいいって感覚だけ。 少しだけ意識が遠のいた。 次話へ 前話へ お気に召しましたら一票お願いします。 |