BLUE BIND

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  [ 風のように遥かに 32(R18) ]
2010-08-26(Thu) 08:30:18
俺はシャツとトランクスを脱がされ、
全裸の俺が続いて先輩の服を脱がした。
「僕上になるから天清はそのまま寝転がって」
シャツを丸めて置いて、畳に寝転がる俺に、
先輩は恥ずかしそうな表情で跨ってきた。
すらりとした腕や足やソレが目に入ってきて、
強烈なアングルに卒倒しそうになる。

こっちも何かしたい、と言うと先輩は困った表情で、
それなら顔に跨るけどいいかと俺に訊ねてきた。
もちろんだと頷いて今こうなっている。

「ちょっと恥ずかしい」
「うん、俺も」

緊張していたのが自分だけじゃないと安心したらしく、
あははと照れ笑いをする、先輩。
俺も、つられて笑みを浮かべた。

やがて、俺のソレが先輩に銜えられた。
柔らかい粘膜に包まれて、腰が思わず浮き上がる。
俺も、先輩のことを気持ちよくしたくて、
喉奥いっぱいにソレを頬張った。

「‥んんっ」
先輩の腰が上下に揺れ、ちょっと嬉しくなる。

「天清、ん、そういうの、ずるい‥っ」
「ずるい?」
「上手すぎるって意味だよ」

舌上のざらついた部分を、ソレに強く押し当てながら、
悔しそうに先輩が言ってきた。
ああ、やばい、これすごく気持ちいいぞ。

「初めてだって、んん、言ったじゃん‥」
「初めてなのに上手なのがずるいって言ってんの」

そんなこと言われても困るんだけど。

悔しそうに唸り、口を窄めて先端を吸い上げながら、
先輩は俺のを上下に扱いた。
時折、割れ目に舌を入れ、ぐりぐりと柔らかく突かれる。

「あっ、それ気持ち‥い‥」
あまりにも気持ちよすぎて、ぶるっと太ももを震わすと、
先端を吸う口元が、にこりと笑った気がした。

先輩にももっと気持ちよくなってほしくて、
目の前にある尻を揉むと、先輩の入口が、
俺のことを誘うかのようにひくっと動いて広がる。
考える間もなく、思わず舌先を入れた。

「うわ。ちょ、シャワーも浴びてないのに、
 そんなことしてくていいよ‥っ」
逃げようとする先輩の骨盤をがっちりと掴み、
舌を伸ばして中を味わった。
俺の舌が動く度、びくっと先輩が痙攣する。

「ん、く、イヤだって‥ば‥」
徐々にしっとりと柔らかくなる入口。
ここ、ちょっとしたピンポイントみたいだ。

もっとここを舌で攻めていたいけど、
いかんせん狭く舌が疲れてきた。
舌と指を替え、先輩の中にゆっくり指先を挿れると、
するすると指の全てが飲み込まれていく。

小刻みに震える先輩が、俺のから口を離した。
「ああっ、あっ、天‥清‥っ」

切なそうに名前を呼んでいる、淫らな愛しい声。
それを聞きながら指をぐりっと捻る。

「や、あ、だめっ」
先輩の手が力み、俺のをぎゅっと掴んだ。
その加減が気持ちいい。

「‥ウソっ、だっ」
突然、悔しそうに先輩が言ってきた。

「何が?」
「初めて‥なん‥て、んあっ、ウソ、だ‥はあっ」
言い終わらないうちから腰を揺らし、
先輩は、指だけでこんなに感じてくれていた。

「どうすれば信じてくれるの、時継さん?」
「そ、んなの、あうっ‥知ら‥な‥っ」

初体験が終わってもどこかに表示が出るわけじゃない。
だから、こればかりは、
言葉だけで信じてもらうしか方法がない。

先輩って意外と、ヤキモチ妬き屋みたいで、
こういう人だとは思わなかった。
まあ、子供っぽいところも可愛いけど、と思う俺。
俺かなり先輩に甘いらしい。

「それはそうと、手も口も、さっきから止まってるよ」
「わ‥判ってる‥っ」
慌てて俺のを舐める、ミナミ先輩。
湿った舌が、ぬるりと這い回ってくる。

同じように舌をソレに絡ませながら、人差し指と中指で、
先輩の入口を、ぐいっと押し広げた。

「ん、んんんっ!」
先輩の体が跳ねた瞬間、口の中にどろりとした液が飛んできた。
どうやら、入口を広げられて絶頂に達したらしく、
目の前のソレと白い足が、びくんと何度も痙攣している。

口の中の液は、思ったよりは嫌な感じはしなかった。
だけど、これ、飲むべきか使うべきか判らない。
ひとまず手に吐き出してから、体を起こして先輩の隣に座った。

「時継さん大丈夫?」
先輩は、畳にへたっと腰をついて、小さく頷いた。
息を荒げ、余韻に浸っている先輩が愛しい。

「情けないね僕」
呼吸を整えながら先輩が呟く。

「天清をリードしたいのに先越されてばかりだよ」
「そんなことないよ。俺、時継さんの真似してるだけだし」
「そうかなあ?」
潤んだ目が、言ったことを少し疑っている。

「そうだよ」
疑いの目に唇を落とすと、安心したような笑顔になった。
笑顔のその目元が、勃っている俺のソレをふと捉える。
早くどうにかしろと言うかように、意識と無関係に元気で、
我ながら恥ずかしくなった。
「いや、これは、あの、放っておけば治まるから」

メガネを外しながら、慌てている俺にキスをした、先輩。
「僕がこれをこのまま放っておくわけないよ。
 ねえ、この前みたいにこれでここ解して」

先輩は、俺の手を取り、それを窪みに添えた。

前にもこんなことあったなあと思いながら、
俺はくすりと笑った。

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あああ。メガネ外すのすっかり忘れてました。
まあこれから本番ということで(爆)
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