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  [ 風のように遥かに 33(R18) ]
2010-08-26(Thu) 11:15:38
座卓に手を置いて、先輩が足を広げる。
振り返る先輩に唇を重ね、
ぐぐっと一気に指2本を挿入させると、
先輩は、唇を噛みながら息を詰まらせた。
「天清、こんな太さじゃ‥もう、我慢、できな‥っ」
しばらく指を動かしていると、
指2本だけでは物足りないと催促された。

内壁の柔らかさを指先で味わいながら、
微風を吹きかけるようにして耳元で囁く。
「それなら何でどうすれば、時継さんは満足する?」
「や、いじわる、そんなの言えな‥んんっ」

なるほど。

それなりに経験豊富であっても、
相応の単語を言うのはやはり恥ずかしいみたいだ。

それでも言わせたいのが、男の性。

「言ってくれないと判らないよ」
ぐりっと指を捻ると、白い背中が震えた。
その背の滑らかなラインをなぞるように舌を這わし、
俺だけのものという証を、ほんの少しだけ残していく。

「んあっ、ね、早く‥これで‥っ」
と、懇願するように俺のソレを握ってきた先輩。
ソレも挿れたがっているかのように震えた。

もう俺も余裕が無くて、指を静かに引き抜く。
先輩の入口が、ひくひくと求めるように動いていて、
思わず生唾を飲んだ。

「そんなに見ないでよ」
それに気付いた先輩が、ささっと手でそこを隠したけど、
俺はわざとそれを取った。

「時継さんの全部、知りたいから見せてほしい。だめ?」
「‥だめ、じゃ‥ない‥けど」
恥ずかしいから照れる、と困った顔をした、可愛い先輩。

それを眺めながら、指に残った液体を自分のに塗り付けて、
できるだけ濡らして狙いをつけると、
体の中心に神経を集め、スタンバイした。

「挿れるよ」
「‥ん」

慎重に、ぐいっと蕾を押し広げていく。
挿れてから角度を変えると、ソレが滑るように挿った。

「う、あ、んああっ」
痛いのか気持ちいいのか判らない、先輩の声色。
座卓に置く両手の拳が、震えているのがここから見える。

さすがに入口はきつかった。
だけど、進むにつれて内部が緩まっていき、
またいい具合に緊縮もしていて、官能の波が全身を襲う。
これとほぼ同様の気持ちよさを、
先輩も全身で感じてくれていたら嬉しいんだけど。

「時継さん平気?」
「んん、ん、平、気‥」

どこが平気なのか、と思うような苦しそうな顔。
俺はソレを全て挿れないで、少しだけ根元を残していた。
どうやら、根元までムリに挿入させないで、
このままでいたほうがよさそうだ。

先輩が、息を吐きながらこちらを見て笑う。
俺は、先輩の笑顔と、最高の一体感に、
このまま溶けてしまいそうなほど幸せだった。

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話の長さ、これくらいが楽なので戻します(汗)
ややこしくてすみません(汗汗)
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