BLUE BIND
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青い空を見上げて2nd (48)
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その雪景色窓辺より (42)
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青い空を見上げて3rd (70)
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蒼空と流星の狭間 (30)
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 雲の上の輪廻 3(R18)(完) ]
2010-09-06(Mon) 05:10:42
ジーンズのファスナーを静かに下ろし、
反り立っているクレウスのを取り出して、目一杯に頬張る。
そのまま懸命に顔を上下させると、ソレは更に高ぶった。
「とても上手だよ、ミレトス」
僕の髪を掴み、ぎゅっと強く握るクレウス。
わざとだって判っている。
だから、痛かったけど堪えるしかない。
その代わり、舌でクレウスを責める。
先端の割れ目に舌先を押し入れ、幹の両脇を擦る。
クレウスは、こうされるのが好きだって知っているんだ。
ほら、太ももの内側が震えてきた。
「ミレトス、口に出していいかい?」
「ん、ちょうだい」
クレウスになら僕は何だってできる。
全てを捧げるほど、クレウスのこと愛しているから。
そんな思いを込めて、ソレにしゃぶりつきながら、
僕と同じ顔を見る。
唯一無二の、双子の僕達。
血も、顔も、全く同じ。
だけど、2人一緒に、ずっと愛し合おう。
僕の思いを受け取って、にこりを微笑んだクレウスは、
ぴくんと体を震わせた。
「んん、出る‥っ」
喉奥に、クレウスの精が放たれる。
口に含んだまま飲み下すと、細いクレウスの指が、
僕の口脇を撫でた。
「僕のが零れたよ。ちゃんと舐めて」
最後の一滴を嚥下し、僕はクレウスの指をしゃぶった。
指とソレをリンクさせていやらしく舐める。
「ミレトス、いい子だね」
最高の笑顔で、くしゃりと頭を撫でられた。
その手で顎を上げられて唇を深く重ねる、僕達。
「それじゃあ僕は先に戻っているよ」
服を直しながら立ち上がったクレウスは、扉を薄く開け、
誰もトイレを待っていないのを確かめてから、
そっと出て行った。
僕は鍵をして用を足し、トイレを後にする。
それから、CAにオレンジジュースをもらい、
最後部の壁に寄りかかりながらそこの窓を開けると、
飛行機の外照明で、大気の流れが肉眼で見えた。
上には星、下には雲、
ここでしか味わえない眺めに、思わず目を細める。
「キレイだね」
後からクレウスが話しかけてきた。
「いつからいたの?」
「ついさっき。僕もジュースが飲みたくなってね」
ほら、と僕にオレンジジュースを見せた。
「こんなにキレイでも、地球はいつか消滅するのかな」
「産まれることと死ぬことは、同義語さ」
クレウスは、外を見ながらジュースを少し飲むと、
じっと僕を見つめて話を続けた。
「でも、死ぬ前に、やらなければならないことがある」
「やらなければならないことって?」
「生きることさ」
時々クレウスは哲学的なことを熱く語る。
僕はそれが嫌いじゃない。
むしろ、こういう真剣なクレウスも大好きだ。
「地球も、僕もミレトスも生きなければならない。
そうだろう?」
「そうだね。クレウスの言う通りだよ」
頷くとクレウスは僕にキスをしてきた。
「‥ちょ、だめだよ、こんなところで‥っ」
「大丈夫。みんな寝ているしここには誰もいないから」
クレウスは怖いもの知らずだな、
と思っていると急にクレウスがくくっと笑った。
「それにしても、さっきのジョー達おかしかった」
「あ、うん。パパの手紙呼んで、たぶん怒ってるね」
「こういうジョークをイヤがるからね、ジョーは。
さっきは笑い堪えるの、すごく大変だったよ」
僕もつられてくくっと笑った。
「僕もすごく笑いそうで辛かったよ。
ラストは、泣いてるんだか笑ってるんだか、
自分でもよく判らない状態だったし」
くすくすと笑い合っていると、
「いつか、ジョーとウツミも入れてプレイしてみたいね」
と、声を抑えながらクレウスが僕に囁く。
「それはちょっと‥」
イヤだな、と続けたかったけど口にしなかった。
過去にしたジョーとのキスは気持ちよかった。
だけど、それとは別の話であり、
ジョーやウツミの醜態にはこれっぽっちも興味はない。
僕のことを誰かに見られるよりも、
クレウスのことを誰かに見られるのがイヤだ。
「ジョークだよ、ミレトス」
クレウスはさっきのように、くくっと笑った。
「ジョーとウツミは誘っても乗ってこないよ。
それに、ミレトスの醜態は僕が独占していたいから」
だからしないよ、と付け加えて唇を重ねる、クレウス。
オレンジの味がするキスをしばらく続ける。
そして、目を綻ばせたクレウスは僕を見つめた。
「ミレトス愛してるよ」
「僕も愛してるよ、クレウス」
「さあ、席に戻ろう」
「うん」
席に戻る前、僕達はもう一度、外の景色を見た。
空が少し赤く、そろそろ夜が明けそうだった。
前話へ
雲の上の輪廻、これでおしまいになります。
クレウスのドSっぷり、お伝えできたら嬉しいです(*´ー`)
ドSなクレウスと、Mでクレウス大好きなミレトス、
いつかまたこの2人のお話を書いてみたいです(ノ∇≦*)
もちろん、ちょっぴり激しいエロ込みで‥どきどき♪
短いお話でしたが、お付き合い頂き、ありがとうございました!
ではこれからリーマン物いきたいと思います。
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