BLUE BIND
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水色も伸ばして寄付する予定です。
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 銀の翼が恋を知る 1 ]
2012-07-03(Tue) 06:20:01
日樫辰哉、ニックネームはタツ。
タツとはサッカーチームのチームメイトだ。
小学4年生で、
地元チームではなく遠方のクラブチームに入部した。
そこで、初めてタツと逢った。
当時のタツには弱視があり、メガネをしていた。
それをネタに、タツはチームメイトにからかわれていた。
子供にとっては自分にないもの、
つまりメガネというものは、憧れでもあり珍しくもある。
チームとしては正常に起動していたけど、
仲がいいとは言えなかった。
からかわれてもタツはシカトしていた。
だけど、さすがにシカトに疲れてきたのか、
タツはある日こんなことを言った。
「僕はメガネが好きではない。
だが、メガネをかけないと、
みんなの顔やボールが見えないのだ。
みんながモヤイ像に見えるがそれでもいいか?」
モヤイ像に見える、という言葉でみんなが理解した。
メガネがないと、それほど見えづらいのだと知り、
それからは誰も何も言わなくなった。
メガネも然ることながら、時代錯誤なその言葉遣いに、
みんなで爆笑してしまった。
俺はタツにメガネのことを言ったことはない。
むしろ、メガネって格好いいという思慕さえあった。
まあ、残念ながら視力はよすぎて、
メガネなんてものには無縁すぎるくらいだけど。
初めはタツのメガネに憧れた。
次第に、タツのプレイをよく見るようになっていった。
いつの間にかタツのことばかり見ていた。
中学生になっても、それは変わらず続いていた。
タツはメガネではなく、コンタクトになったり、
俺のポジションが変わったりもした。
次第にチームワークが抜群によくなっていって、
数々の試合で、面白いくらい優勝をかっさらった。
みんな、このチームが最強だと確信していた。
高校受験間近で、チームを辞めざるを得なくなった。
元々、このチームは高校受験までなんだ。
だから、高校に行ってしまえば部活に入るしかない。
タツは頭がよく、有名な進学校を受験。
という手筈だったが、受験当日、
風邪を引いてしまってタツは試験を受けられなかった。
しかも、合格人数がオーバーし2次募集もなかった。
俺は、自分が受かった公立を勧めた。
そんなにバカな学校ではないし、
タツとサッカーを続けたかったからだ。
すると、タツは、そうすると言ってあっさり受かった。
そこで初めて判った。
俺はタツのことが好きなんだって。
そうじゃないかと思うようなきっかけは、
これまでにもいくつかあった。
だけど、一緒の高校に入学し、
歓喜したことでタツへの気持ちがはっきりした。
隠そうとは思わなかった。
嫌われても気持ち悪がられても、思いを告げたかった。
思ったらそれは止まらなかった。
だから、入学式当日。
部活を見学後、タツを呼び出した。
近くの公園へ行って、誰もいないのを確かめてから、
思い切って俺は言った。
「タツ、俺と付き合って」
次話へ
銀の翼が恋を知る、スタートです。
リュウ視点の、サッカーと恋のお話になります。
いきなりリュウがタツに告白しちゃっておりますが(笑)
温かい目で見守ってやって下さい。
お気に召しましたら一票お願いします。
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