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実は私、献血大好きなのです。
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体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ そして水の言葉は生まれる 1 ]
2012-08-06(Mon) 06:20:00
笹崎侑津弥
夏休みの中間、海まで足を運んだ。
ジョーと2人きりで。
と言いたいけど残念ながら他のメンバーがいる。
「キレイな海デス!ウツミ!」
「ジョー!早くあっち行こうヨ!」
金髪を靡かせて俺達を呼ぶのは、クレウスとミレトス。
夏休みを利用して、アリゾナから日本へきていた。
クレウスは前と同じで俺に構ってくる。
ミレトスも、ジョーの腕に絡みついている。
ジョーにやきもち妬くとか、そんなことよりも、
2人の態度が、明らかにわざとで笑えた。
たぶん、いつも2人で仲良くしているから、
こういう時くらいは俺とかジョーに絡みたいんだろう。
ジョーもそれを判っているみたいで、
幾度となくクレウスとミレトスには苦笑いし、
幾度となく俺にむけて微笑んでくれる。
まあ、俺もいつもジョーの傍にいるから、
たまには、ジョーではない人と絡んだりするのも、
悪くないかなとは思う。
ただし、2人でやきもちを妬かない程度に。
クレウスに引っ張られて、ジョーは海へ泳ぎ行った。
泳ぐのが苦手な俺とクレウスは、
海の家で浮き輪を借り、
それに掴まって浮くことにした。
太陽の日差しが、俺とクレウスを射すように照らす。
クレウスとミレトスは、今朝こっちに到着した。
ぐっすり寝てきたのか疲れていないらしく、
家に着いてすぐに海に行きたいと申し出てきた。
申し出た、と言うよりは騒いだのほうが正しいけど。
最後に、海にきて遊んだのは、いつだろう。
「ウツミ、どうしまシタ?」
「‥最後に、海にきて遊んだのは、
いつだったか思い出してたんだ」
「僕はいつも夏にきてマスよ」
「‥そっか。俺はあんまり覚えていない」
それも妹が海にいきたいと親に言ってて、
しょうがないと連れてってもらったような気がする。
俺は、いつも姉さんと妹の、おまけだった。
こういうことまだ引き摺っていることに腹が立つ。
過去は過去、現在は現在、未来は未来だ。
覆せない昔のことよりも、
これからのことを考えていけばいい。
「じゃあ、またみんなで海に遊びにきまショウ」
俺の髪をいじりながらクレウスが頬を綻ばせる。
「‥いいけど、前触れなしに海行きたいとか、
いきなりは勘弁してほしいかも」
「あはは。ソーリー。ミレトスに言い聞かせマス」
「‥いつも暇だから構わないけどさ」
「暇でもホームワークで忙しいデショ?」
「‥そうだね。クレウス達はないんだもんね」
クレウス達の学校は夏季の課題が出ないらしい。
その代わり、普段のレポートが結構あるみたいだ。
どっちが良いとか悪いとかじゃなくて、
どっちもどっちだな、と思う。
そう思っているとクレウスの目が、
急にきらきらと輝いた。
魚が泳いでいるのが少し見えたみたいだ。
「ウツミ、またアクアリウム行きたいデス。
今度はウツミと2人ではなく、
4人グループでみんな一緒にどうデスカ?」
前にクレウスとミレトスがこっちへきた時、
クレウスとミレトスは喧嘩をしていた。
そのせいで、クレウスが俺に迫ってきたり、
ミレトスがジョーに甘えることが多かったりした。
そんな時だった。
水族館の入口で、俺とクレウスが歩いていたら、
ミレトスとジョーにブッキングしてしまった。
それからというものの、ジョーが気になって、
水族館の魚なんてほとんど眼中に入らなかった。
後から聞いて、ジョーもそうだったらしい。
「‥いいよ。また行こう」
「いいんデスカ?」
「‥いいよ。ジョーもミレトスも、きっと喜ぶよ。
ミレトスをエスコートしてあげて、クレウス」
クレウスは浮き輪で浮かびながら、バンザイをした。
無邪気ですごい可愛かった。
「ミレトスに教えてきていいデスカ?」
「‥うん。俺もジョーのところに行こうかな」
波に揺られながらジョーとミレトスの傍へ泳いでいった。
次話へ
久々にジョーとウツミの登場です!
実はこのお話、清書なしの一発書きです。
誤字脱字等、多々あると思いますが、
どうか生暖かい目で見守って下さいm(_ _)m
お気に召しましたら一票お願いします。
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