BLUE BIND
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キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ そして水の言葉は生まれる 2 ]
2012-08-07(Tue) 04:55:00
笹崎侑津弥
ジョーとミレトスは波の弱いところにいた。
俺とクレウスが泳ぎながら傍へいくと、
こっちの浮き輪にミレトスが掴まり、
クレウスの浮き輪にジョーが掴まった。
ミレトスはクレウスの傍に行ったらいいのに、
とミレトスに言おうとして、にこりと微笑まれた。
無垢な笑顔に、そのまま笑い返すしかない。
攻めチームとでも呼ぶべきだろうか。
キザっぽく微笑みながら、クレウスとジョーが、
ぷかぷかと浮きながらこっちへ寄ってくる。
そして、クレウスがさっきの話をミレトスに喋った。
「ワオ!行くヨ行くヨ!ウツミサンキュ!」
「いいのかウツミ?」
「‥うん。たまには遊びに行きたいし」
「まあ、そうだけど、こいつら騒ぐと思うぞ?」
「‥騒いだらスタッフに出してもらうから」
笑って言うと、3人はなぜか固まった。
あれ、どうしたんだろう。
俺おかしいことでも言っちゃったかな。
「そ‥そうデス‥ちゃんと大人しくしてマス‥」
「うんうん‥シャットマウスするヨ‥」
急にクレウスとミレトスが揃ってしおらしくなった。
怯えているようにも見えるけど、まあいいか。
「なあ、そろそろ昼ごはんにしようぜ」
おかしくなった空気を一掃するかのように、
ジョーが明るく言った。
言われてみれば腹がそれなりに減ってきていた。
満場一致で、みんなで浜へと戻る。
昼ごはんに食べるのは、
もちろんここの海の家で売られているものだ。
ジョーはわざと弁当を用意しなかった。
真夏だから食中毒なんかを警戒したらしい。
各自、好きなものを買ってきて、集まって食べる。
クレウスとミレトスは、フランクフルトに、ポテトに、
から揚げと、ごはんというよりはつまみだ。
ちなみに、俺はおにぎりでジョーは焼きそばだった。
休憩後、浮き輪でまた海に浮かんできた。
ふと見上げると、濃いブルーの青空が広がっていた。
ジョーが描いたのと同じブルーだ。
濃いブルーが好きで、見ているだけで癒される。
あのイラストが存在しなかったら。
あれを描いたのが、ジョーじゃなかったら。
俺とジョーは今、こうしてここにいない。
小さな運命が紡がれ、ジョーと出逢えた。
縁って不思議だと思った。
「ウツミ、ぼーっとしてどうした?」
傍にジョーが泳いできた。
そして、少し疲れたのか俺に掴まった。
「‥どうしもしない。それよりミレトスは?」
「俺がここにきたってことは判るだろ」
「‥そっか、クレウスがあっちに行ったんだね」
「そういうこと。ウツミ疲れてないか?」
「‥大丈夫」
ジョーが、眩しい笑顔を見せる。
この眩しさに惹かれて、ジョーを好きになった。
だから、俺も笑顔を返す。
「浜でちょっと休もうぜ」
「‥俺じゃなくてジョーが疲れたんじゃん」
「あはは、それは言うなって」
ジョーが浮き輪を押し始めた。
ジョーは精力はあるけど体力はあまりない。
一緒に遊んでも最初に疲れるのは、いつもジョーだ。
でも、ゆっくり休むのも悪くない。
パートナーがジョーなら、それは尚更だろう。
砂浜に到着し、ジョーはオレンジジュースを、
俺はコーラを飲んだ。
やがて、クレウスとミレトスもやってきた。
ミレトスが照れたような顔をしている。
おいおい、クレウスは海でミレトスに何をしたんだ。
ジョーの隣にミレトスが座る。
クレウスが飲み物を買ってきて、2人も休憩した。
休憩後、そろそろ帰ろうという話になった。
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