2013-11-04(Mon) 07:40:00
彼をイカせる為に、腰を振る。
しかし、イキたいのは僕の方かもしれない。 彼の中が、ぎゅうぎゅうと僕を絞っていくし、 僕に合わせるようにして中が蠢く。
「はあ、はあ、はあ、公‥明‥っ」
顎を反らしながら僕を呼ぶ。 瞬間、声にならない声を発しながら、 彼は震えながら精を放った。 ぎゅうう、とこれまでの比にならないほど、 僕のソレが包まれた。 耐えきれずに僕もイッてしまった。 呆然とした表情で、彼が僕を見る。 僕は、彼の涙や汗を舐め、それからキスをした。 彼から唇を尖らし、キスを受け止める。 ぎゅっと僕を抱き締める、彼の手。 それが、ばたんと垂れ落ちた。 顔を離して彼を見ると、どうやら気を失ったらしい。 その手には、僕が握りすぎて赤い痕がついていた。 彼のそこが緩くなり、僕のも萎えてきて、 そっとソレを引き抜いた。 とろりと白い液体が零れてくる。 苦しさと嬉しさが、じわりと混み上がってきて、 僕は黙ったまま涙を流した。 僕は、やっぱり彼のことが好きだ。 きっと、これからも嫌いになれないと思う。 それでも、このままではいられない。 もう、どうするか答えは出た。 その答えに、彼はきっと怒るだろうか。 そんなことを考えながら、事後処理し、 僕達は裸のまま居間で眠った。 次話へ 前話へ お気に召しましたら一票お願いします。 |