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  [ 君とは幸せになれない 73(R18) ]
2013-11-04(Mon) 07:40:00
彼をイカせる為に、腰を振る。
しかし、イキたいのは僕の方かもしれない。
彼の中が、ぎゅうぎゅうと僕を絞っていくし、
僕に合わせるようにして中が蠢く。

「はあ、はあ、はあ、公‥明‥っ」
顎を反らしながら僕を呼ぶ。
瞬間、声にならない声を発しながら、
彼は震えながら精を放った。

ぎゅうう、とこれまでの比にならないほど、
僕のソレが包まれた。
耐えきれずに僕もイッてしまった。

呆然とした表情で、彼が僕を見る。
僕は、彼の涙や汗を舐め、それからキスをした。
彼から唇を尖らし、キスを受け止める。

ぎゅっと僕を抱き締める、彼の手。
それが、ばたんと垂れ落ちた。
顔を離して彼を見ると、どうやら気を失ったらしい。
その手には、僕が握りすぎて赤い痕がついていた。

彼のそこが緩くなり、僕のも萎えてきて、
そっとソレを引き抜いた。
とろりと白い液体が零れてくる。

苦しさと嬉しさが、じわりと混み上がってきて、
僕は黙ったまま涙を流した。

僕は、やっぱり彼のことが好きだ。

きっと、これからも嫌いになれないと思う。

それでも、このままではいられない。

もう、どうするか答えは出た。
その答えに、彼はきっと怒るだろうか。

そんなことを考えながら、事後処理し、
僕達は裸のまま居間で眠った。

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