2014-03-25(Tue) 06:00:00
僕のソレの先に、彼が乗る。
目を閉じながら手で探り、ゆっくり腰を落としていった。
先端が、ぬるりと挿入された。
彼が僕の肩に手を置き、刻み震える体を沈めていく。 僕のソレは硬くなったままで、彼の中を突き刺し、 すっぽりと全て熱に包まれた。 「あ‥あは‥できたね‥」 「ああ、できたね」 「よかった、俺すごく‥嬉しい‥」 彼はとても嬉しそうに呟いた。 それに応えるように、彼をゆっくりと貫く。 彼の中が、僕のことを歓迎するかのように蠢いている。 それが気持ちよくて、静かに息を吐いた。 時折、心配そうな視線で、彼が僕を見る。 その度に僕は笑って、キスをした。 キスをすると息が詰まるほど舌が絡まってきた。 「ん、は、公明‥こ‥めい‥っ」 愛おしそうに呼ばれるだけで、僕の熱が昂る。 昂る熱が、彼のことをもっとほしいと叫んでいる。 離れない。 離れられない。 離さない。 彼はずっと僕のものだ。 そんな思いをぶつけるように彼を、もっと貫いた。 拍子に、彼が先に熱を放つ。 ぎゅっと締まった後、そのまま僕も果てた。 僕達は喜びの余韻に浸りながら、キスをした。 「ねえ、公明」 「何だい?」 「俺すごく幸せだ」 「僕もだよ。幸せすぎて困ってる」 「本当?」 「ああ。本当だとも」 ティッシュで体や液体を拭ってから、彼が立つ。 そして、僕のことを導くように、すっと手を伸ばした。 「お風呂入ろうよ公明」 「そうだね。そうしようか」 その手を握って、僕は笑いながら立ち上がった。 前話へ 全てを任せてキスをする、これでおしまいとなります。 きっとこの2人はこれで幸福なのでしょう。 今後の2人は、皆様のご想像にお任せしたいと思います。 ここまでお付き合い頂きありがとうございました。 お気に召しましたら一票お願いします。 |