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  [ 全てを任せてキスをする 6(R18) ]
2014-03-11(Tue) 06:00:00
「ふ、あ、あ‥っ」
彼はシャツを捲りながら、ソレを扱き続ける。
露わになった肌が、しっとり汗ばんでいた。

さすがにこれには、僕のソレが硬くなった。
ソレを手にしていた彼にも、それが伝わったのか、
にこりと嬉しそうに笑われてしまった。
興奮すれば硬化するのは、男の性だ。

「公明‥俺もう出そう‥」
「僕もそろそろ達しそうだ」
「じゃあ‥いいよね‥」

問いに頷くと、彼がスピードを上げた。
そして、僕達は同時に、白く濁った精を放つ。
彼がソレを腹にくっつけていて、
僕のも彼のも、彼の腹へと飛び散った。
どうやらその為にシャツを捲っていたらしい。

とろんと目を蕩けさせながら、彼がジーンズを脱ぐ。
彼はシャツを銜えると、空いた手で、
腹に散っている精に触れた。
それを掬い取ると、くちゅりと音を立てながら、
自分の後にゆっくりと塗るではないか。

これは、もう、彼はやる気だ。

そんなことを思っただけで僕のソレは、
すぐに硬さを戻して、ぐんと反り立った。
正直な反応に、思わず苦笑いが漏れる。

「僕がそこを解そうか?」
「いいよ、自分のことは自分でやるから。
 そのまま俺のこと見ててよ」

彼はシャツを噛みながら、声を殺し、
後をゆっくりと解しているようだ。
潤んだ目が、僕のことを捉えている。

見られて気持ちいいのか。

解されて気持ちいいのか。

それは彼のみぞ知る。

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