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  [ 君、何を想う 4(R18)(完) ]
2010-07-22(Thu) 06:55:23
笹崎侑津弥


ジョーは俺のこと何でも知っているのか、
ポイントばかり狙って突いてくる。
それも、何度もとても起用に、腹立つほど丁寧に。
「‥あ、あ、ん‥う、んんっ」
快感が、頭と腰から湧き上がる。
体が揺さぶられると頭が溶けていくようだ。

「ウツミ、ここ突かれるの好きだもんな」
にやりと笑いながらそこを突く、ジョー。
「‥そ‥ゆ、こと言うな‥ああ‥っ」

ジョーはわざと、やらしいこと言ってくる。
余裕な態度と、図星の言葉が、かなりむかつく。
頭が真っ白で、言い返せることが何も浮かばないけど、
いつか何かしら言ってやる。

今はジョーとの繋がりだけを感じていた。
官能的な欲望の満足に、全てが痺れる。
ジョーは、どうなんだろう。
挿入するのってやっぱり気持ちいいのかな。
俺は、こっち側しかしたことないからよく判らないけど、
痺れるほど気持ちいいなら嬉しい。

そんなこと考えていると、突然、
ジョーが俺の腰をぐんっと高く上げ、下に枕を置く。
すると、連結している部分がジョーと直角になった。

一点に集中するようにジョーが中心に体重をかけ、
重みを帯びたソレを奥まで挿れてくる。

俺は、重さと深さに、目の前がぐらりと揺れ動いた。

「‥深っ‥ジョー、だ、め‥ああっ‥すご、あっ、ああっ」
弓ように自然と背がしなると、つっと涙が流れた。
ジョーは俺の様子を伺いながら、律動やら重みやら調整する。
「んん、この角度いいな‥たまんね‥!」

たぶん、俺の中はすごくジョーを締め付けている。
それが伝わってくる。
ジョーのも一層大きくなり圧迫感もアップした。
それだけでもう俺はイキそうだった。

「なあ、ウツミ、さっき何考えてた?」
ジョーは動きを緩めて、別の部分を突く。
そこももちろん気持ちいいんだけど、でも、何か違う。
射精感が、すうっと引いていった。

「‥も‥んあっ、イかせて‥っ」
「ちゃんと、ん、答えたらな」

根競べなんかしている場合じゃなかった。
イキたくて体が震えている。

「‥はあ、さっき、て‥はあ‥いつ‥?」
「俺にしてくれてた時。すっげ、くう、エロい顔してた」

今の俺がおかしいのは何も考えられないくらい、
ジョーのソレで気持ちよくされているからだ。
だから、ちょっとくらい口滑っても仕方ないんだ。

自分自身に、そう言い訳を作り、
ごくり、と喉を鳴らしてから口を開いた。

「‥んん、はあ、これが俺に入るんだ、とか‥」
「それだけ?」
「‥この辺でいつも擦って、あう、いつも、おかしく、
 俺、なるんだ、とか‥」
「あとは?」

動きが徐々に早まり、少しずつあの重さもやってくる。
「ジョーの、ああ、匂い、興奮し、たからっ、
 今も俺‥それ、好きで、も‥イかせて‥頼むから‥っ」

浮かんだ単語が上手く並べられない。
ジョーに意味伝わったかな。

すると、満足そうにジョーは微笑み、腰をぐいっと動かした。
引いていた熱が、再び体を襲う。
ぷっつりと手足の感覚がなくなり、
繋がるソコだけに神経が集まっていた。

「はは、すっかりエロい体になったな」
「‥誰の、はあ、せいだ‥っ」
「そうだな‥ん、一生かけて責任とるから‥」

耳元で、ぼそっと甘く囁くジョー。

そういうこと、セックスしながら言うなっての。

「あれ、ノーコメント?相手が俺で不満か?」
「‥べ‥別に‥んんっ」

相手じゃなくてムードに不満だ。
俺が、汗や涙まみれになってる時に言われるよりは、
もうちょっといい雰囲気だったらよかったのに。
これじゃあ格好悪いじゃん、俺が。

「はっきり言えよ。イヤなのか?」
「‥イヤ、じゃ、あ、あ、ない‥っ」
「好きなのか嫌いなのか、どっちだよ」

ジョーが思い切り腰を揺さぶりながら、
俺のソレを力任せに扱いた。
乱暴な扱きさえも快感に変わる。

「‥好き、あああっ、ジョー好き、あ、もうイクっ」
「始め、から‥言えば、ん、いいのに‥っ」
俺とジョーは同時に達した。

ジョーは歯を食いしばりながら中に出している。
俺がこういう顔にさせていると思うと、
優越感、ではないけど嬉しいのは確かだった。
後処理がいつも面倒だけど、まあいいか。

汗だくのジョーは枕をどけると、俺を優しく抱き締めた。
たったそれだけなのに、安心する。

「さっき言ったこと、マジだからな」
「‥うん」

俺達は、体を繋げたまま手を握り、誓いのキスを交わした。

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エロオヤジ全開小説になりました。
でも、顔射できたので満腹です(*´∀`*)

全く同じ会話で、各々の視点、
というコンセプトの元に書いておりますので、
引き続きジョー編に入ります〆(。・c_,・。)
ウツミ視点もジョー視点も、
どちらもエロくなるよう頑張ります(*´3`)ノ

ここまでお読み頂きまして、ありがとうございました!
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