BLUE BIND
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
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魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
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その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
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蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 風のように遥かに 4 ]
2010-07-31(Sat) 04:50:13
「ありがとうございました!」
夕方6時、この一言で全部活が終了する。
まだまだ外は明るくてしかも蒸し暑い。
それに、セミがやかましいほど鳴きまくっている。
それをBGMにしながら、グラウンド整備をしていた。
各部活の1年生が総出で、トンボを手にグラウンドを歩く。
年功序列の体育会系は、スタメンだろうが何であろうが、
こういう仕事は必ず1年生がやるのだ。
だから、練習のための体力はもちろん必要だけど、
余力をそれなりに確保しないといけない。
「マキ。ちょっといいか?」
タツ先輩が、グラウンド隅を歩いていた俺の傍にきた。
「はいっす」
「今日、サッカー以外のことに集中していただろ。
何かあったのか?」
3年生の日樫辰哉、タツ先輩はMFだ。
攻守両面の、中継役を担う司令塔を成し、
そして、サッカー部のキャプテンを務めている。
「えと‥すみません‥」
「何かあったのかと聞いているんだ」
タツ先輩が硬い表情で、俺をじっと見る。
邪念退散、とばかりに張り切ってみたけど、
それがかえって空回りだったのか、
それともどこか集中していない表情だったのか。
先輩にそういうところを見抜かれていたらしい。
「大丈夫っす」
何かあったのかと聞かれて、クラスメイトのキスシーンで、
自分の恋心に気づきましたと言えるはずもない。
「その言葉信じるぞ。
何かあったら俺にすぐ言ってこい。いいな」
「はいっす」
トンボを手に再び歩き出すと、
タツ先輩の隣にリュウ先輩が並んだ。
リュウ先輩はあんなんでも一応副キャプだから、
俺のことを相談しているに違いない。
邪念退散ってどうやるんですか、
とでも聞けば良かったか。
いや、そんな質問をしたら、
リュウ先輩に締められる未来が見えている。
先輩の持論は、難しいことは考えないで動いてしまえ、
だからな。
くそ、リュウ先輩とタツ先輩のツーショットまで、
なんだか眩しく見えてきた。
俺の目は、かなり重症らしい。
グラウンド整備がようやく完了した。
水道でうがいと手洗いし、シャワーを浴びにいくと、
他部活の一年生で、狭いシャワー室がごったがえしている。
急ぐような用事もなく順番を待っていると、
シャワーを浴びる頃には、ほとんど人が帰っていた。
部室にはミナミ先輩のみがいた。
先輩はロッカーに寄りかかって居眠りしている。
暑さのせいで疲れたのだろうか。
このまま先輩が寝続けてくれたら、
柔らかい口唇を確実に奪える。
俺は、先輩の顎を上向け、ゆっくり顔を近づけた。
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拍手を下さったR様
いつもコメありがとうございます!
面白かったと言って頂けて感無量です(ノД`)
これからも頑張ります♪
リュウとタツのツーショに妬くほど、
マキはイッパイイッパイになってますね( ̄ー ̄)
しばらくマキには悶々としてもらって(笑)
そのうちどっぷりと‥と思っておりますので
これからの楽しんで頂けると幸いです♪
b y 水色 | 2010.08.01(09:20) | URL | [
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