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  [ 風のように遥かに 35(R18) ]
2010-08-27(Fri) 08:05:56
「ああっ、んああっ」
「時継さん手舐められるの気持ちい、の?」
「判ん、なっいっ、うあ‥っ」
先輩のこの反応、どう見たって気持ちいいと言っている。
それに、指先を甘噛みすると先輩の内部が、
ゆるんと揺れるのがソレと通してひっそり伝わってきた。

でも、先輩自身は、反応の原因が不明な様子で、
おろおろしつつ、怖がるように涙を流していた。

「ふあ、あっ、はあ、んあっ」
揺さぶられるタイミングに合わせるように、
息をつきつつ喘ぎながら、俺の口からそっと指を離し、
汗だくの胸元に両手を置いた、先輩。

すかさず、それを噛みにいく俺。
ついでに胸の飾りも甘く噛んでやると、
先輩が、くうっと歯を食いしばった。

ゆるんと揺れるように締められて、もう限界だった。
「う、く、出そう‥っ」

イクなら扱いて、と前に言われたのを頭が覚えていて、
大きく動かす腰を、小刻みな蠕動にし、
先輩の中心に手を添えてソレを扱き始める。
ソレは膨張して、ぬるぬるに濡れそぼっていた。

こんなになるまで感じてくれていたんだ、
と嬉しくなりながらソレを擦る。

「ん‥天清‥うん、イッて、僕もイキそ、うう‥」
先輩の台詞に安堵し、もっと腰を動かす

ソレを舐めるように先輩の手首をぺろりと舐めると、
苦しいほど締め付けられて、思わず手首を噛んだ。

すると、先輩が、体を魚のように跳ね上がらせ、
喉奥で叫んで3度目の絶頂を迎えた。
同時に、俺も先輩の内部に放つ。

「‥くっ、うっ、ごめん時継さん‥っ」
あまりの気持ちよさに、外に出せずに中で達した。
それに対して謝ると、先輩はにこりと微笑み、
いいんだよ、と息を切らしながら首を振ってくれた。

しばらく繋がったまま、数え切れないほど唇を重ねていると、
居間にあるらしき時計が、ぼーんと鳴り響いた。
回数は11回、あと1時間で正午らしい。

「そろそろ抜かないと」
「うん、ゆっくりね」

ゆっくり抜くと、俺のが少し零れて、
すかさずティッシュを当てて畳みに落ちないようにする。
中のをどうしようかと困っていると、
こうやって処理するんだよ、と実践してくれた先輩。

たぶん、すごくやらしいシーンのはずなんだけど、
疲労した全身はもうそっち方面には反応しないらしく、
まるで学校の授業のように、俺は真剣に後処理を学んだ。

それから、ようやく汗だくになっていたことを知る。
先輩も同様で、2人でシャワーを浴びた。
熱めのシャワーを浴びながら、石鹸で軽く全身を洗う。

風呂を出て、乾き終わった服を着ると、ぐうと腹が鳴った。
俺達は、さっぱりした体でコンビニへ行き、
ごはんを買い込んで、戻った先輩の部屋で食べた。

食後、まったり過ごしていると、先輩の携帯が静かに鳴った。

タツ先輩からの着信だった。

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