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  [ 魚心あれば水心 3(R18) ]
2010-09-02(Thu) 16:05:01
阿久津城


今しがた出したのを、ウツミの尻に擦りつけた。
「‥ちょ、ジョーさっきしないって‥っ」
「ここ触るだけ。な?」
頬にキスを落とすと、ウツミは渋々といった様子で、
それなら好きなように動いていいけど、という目を返した。
この潤んだ目が、これまた色っぽい。
ウツミ自身に自覚ないのが、ちょっと憎いくらいに。

それを堪能しながら、俺は柔らかい尻を揉んだ。
「‥あ、ん、はあ‥っ」

アルコールも手伝ってか、ウツミは頬を赤らめて身を捻る。
引き締まったいい形の尻が、小さく何度も震えた。

ああ、すっげやばい。
ウツミの反応のせいか、それともアルコールのせいか、
やっぱりウツミとしたくなってきた。
そりゃあ健全な男子たるもの性欲に限界ありません。

窪みに液体を塗りつけ、指を少しだけ挿し込むと、
首に回されている細い腕に、ぎゅっと力が入った。

「‥や、あっ」
「ん?イヤ?」

煽るようにわざと聞くも、
ウツミは顔を俯かせたままで何も答えなかった。
無回答なのを逆手にとって、つぷりと指を深く挿れる。
ウツミの中が熱くて指が溶けそうだ。

「ここ、こうされるのイヤ?」
一気に指を3本にし、好きな部分を擦っても、
ウツミは無回答だった。
でも、反応は正直で、ソレは血を集め始めているし、
呼吸も浅くなってきて熱気を帯びている。

やっぱりもうだめだ。
正直なウツミの反応と、アルコールのせいで、
俺は限界に近い。

「ウツミ‥やっぱり挿れたい‥」
どうせおねだりするなら、とことんねだってやろうと、
ウツミの中を掻き回しながら、俺のソレをウツミのに重ねて、
そのまま腰をスライドさせた。

塊同士が、擦れ合う。
時々、体で挟むようにぴたりと腰を合わせると、
ソレは限界まで膨張した。
それでも、ウツミは頑として頷かない。

「なあ、ウツミ頼むから‥」
ふうっと耳に息を吹きかける。
すると、無回答のままでずっと我慢していたウツミが、
とうとう目をこちらに向けた。
「‥ん、さっき、んああ、挿れないって言った‥っ」

リビングにマキを残している後ろめたさと、
このままここでしたい気持ちとが交差しているんだろう、
ウツミは決め兼ねている。
こういうとこマジメだな、とウツミに感心してしまった。

でも、今は、感心よりも本能を優先したい。

「さっきはそう言ったけどさ、ん、俺限界」
言わなくても分かるだろ、とソレを更に擦り合わせた。
ローションをぶっかけたかのように、どちらも濡れている。

すると、目に溜まった涙を零しながら、
ウツミは小さく、けれども力強く言葉にした。
「‥もう、ん、早く‥俺も、限界、だ‥っ」

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