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  [ その雪景色窓辺より 18(R18) ]
2010-09-24(Fri) 07:00:09
「カズ、していい?」
「いいよ。酔った勢い、だよね?」
その念押しに、俺はこくりと頷いた。
していいかと訊ねられてカズはどう思っただろう。
同意あっての行為だ、少なくとも嫌われてはいない。

これからすることを、酔った勢い、
として片すカズに対して、俺はそれで構わないと思った。
カズとの時間を大切にしよう。
その全て目に焼き付けて、しっかり脳内に保存すればいい。

目を潤ませながら俺に迫ってくるカズ。
カズの唇の柔らかさを唇で味わう。

「…ん」
淡い声が、どくんと俺の脈を早くした。

よろけたふりして、カズの胸に手を置いたら、
しっとりとして手触りがとても気持ちよかった。
ずっと触っていたいと思うくらいに。

酔いのせいなのか、恥ずかしいからか、
小さく呻いて、カズは顔も体も真っ赤にした。

ぷくっと浮き出た突起の周囲に指を滑らせる。
突起を触ったらそのまま舌先で突いてしまいそうで、
そうなると自分を制御できなくなるから、それはしない。
ウィークポイントを避けて触るだけにしておく。

「ん、んん‥」
ポイント外を撫でられると、じれったそうに、
カズは体を何度も震わした。

胸を滑らせていた指を下げて、
タオルの中で頭を上げたソレを、タオル越しに握る。
ソレは血液を充満させ、大きくて硬くなっていた。

「気持ち悪くない?」
「酔いはもう覚めたから、平気」

俺にこうされて気持ち悪くないだろうか、
という意味で聞いたつもりだけどこの反応を見ると、
前回同様、このまま進めてよさそうだ。

タオル越しに扱くと、カズの手がおずおずと伸びてきて、
俺のソレをタオルの上からゆっくり撫でてきた。

カズがまた下の名前で呼んでくれたり、
ペンション以来の久々の行為ということもあり、
気分もソレも高揚して、タオルの上からでも判るくらい、
ソレが濡れている気がする。
カズにそれを知られると思うだけで頭がくらくらした。

案の定、タオルの中がぬるりと滑ってカズが笑う。
ヒロ可愛いね、と言いたげな目をされてしまい、
穴があったら入りたいほど恥ずかしくなった。

相変わらずテクニックのないカズの手淫に、
なんとなくほっと安心していると、
目を蕩けさせながらカズが俺に訊ねてきた。

「はあ‥ヒロ気持ちいい‥?」
「ん、いいよ。カズは?」
「聞かなくても、んう、判ってるくせに」

笑ったカズが俺のタオルを外していく。
俺もカズのタオルを外すと、カズのを初めて目にした。
大きさも太さも、やはり俺以上である。
いや、俺もそんなにソレに自信は持っていないけど、
カズのは上物だろう。

受けるのが好きな男にとっては、
これはちょっと太さが厳しいかもしれない。
ただ相手が異性なら、俺はよく判らないが、
たぶんこれはかなり喜ばれるんじゃないだろうか。

カズは元上司相手にこれを、
と考え腹が立ち、その考えを消した。
こんなことしながら考えることじゃないだろう俺。

カズの耳の裏を舐めながら、
親指を中指で摩擦し、それと共に割れ目には、
人差し指をすりっと前後に這わしてやる。
すると、カズは目を閉じて声を上げた。
「ん、んはっ、はあ‥っ」

次第に、真っ赤な先端から透明の液が溢れ、
先から下まで濡らし、人差し指の動きを助長する。
指先を折り曲げて先端へ引っ掛けると、
カズが俺のを扱きながら、まつ毛を震わせた。

「あっ、は、ヒロ出そう‥っ」
「ん、カズ、このまま一緒にイこう」

カズのを強く扱いてやると、太ももを震わせた。
俺の手が、3ヶ月ぶりにカズの白濁をキャッチする。
その反応とカズからの刺激で、俺もそのまま達した。

息を荒げながら唇を重ねる。
少し顔を離し、目を見て笑い合い、
俺達を見守っていた満天の星空に、何度も何度も、
キスシーンを見せつけてやった。

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