BLUE BIND

BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
  [ その雪景色窓辺より 38(R18) ]
2010-10-13(Wed) 05:20:29
「く、う、ヒロ‥んあ‥ヒロ‥っ」
カズの足を持ち上げて、間に腰を打ち込む。
俺を呼びながらカズはソレを飲み込んでいった。
柔らかいそこは俺のソレを容易に歓迎し、
腰が溶けそうなほどの熱で包んでくれた。

全て俺のソレを飲み終わると、
内部にあるソレがどこにあるのか確認するように、
腰をくいくいとやらしく動かしたカズ。

「は、あっ、熱い‥っ」
ふるっと震えながら背をしならせると、
カズが俺を引き寄せて、キスをしてきた。
俺も負けじとカズの唇を貪りながら、
大きく腰を引いて、がつんと押し付けてやった。

「ふっ、ふううんっ!」
俺の口が、カズの悲鳴を吸収する。

キスをしたまま、腰のスライドを始める。
口に舌を押し込み、震える舌を絡め取ると、
カズが辛そうに訴えてきた。
「ヒロ、苦しっ、あ、んんっ!」

ちょっとやりすぎたか、と思い、
慌てて唇を離したら、俺を見てカズは涙を流した。
「苦し、よ‥ヒロ‥っ」

夢中になりすぎてカズを本泣きさせてしまった。
どこが苦しいのか判らず、不安のあまり律動をやめ、
泣き続けるカズの頭を撫でながら俺は謝った。

「ごめん、カズ。苦しいなら抜こうか?」
「ん‥やめないで‥」
「でもカズ苦しいだろ?」
「ううん、ヒロのこと好きでずっと苦しかった。
 両思いになったら今度は、好きすぎて苦しくて‥っ」

カズは腕で顔を覆うと、唇を噛みながら肩を震わせ、
声を殺しながらひっそりと泣き続けた。

それは俺も同じだった。
今、こうしてカズを抱けるのが嬉しくてたまらない。
苦しいほど嬉しくて、苦しいほど愛しい。

俺がここにいることをカズに感じてほしくて、
ゆっくりと律動を再開させた。

「カズ好きだ」
「ん、うん、僕もだ、よっ、んあっ」
「俺だけ感じて‥っ」

カズにキスをして、そのまま胸の突起を舐めた。
ぴくんと体を震わせたカズが涙を散らす。

「ずっと傍にいるから、カズ」
「いっ、ああ、僕すごい寂しかっ、た‥」

蜜葉さんについて誤解し、俺がカズを避けていた時、
俺よりもカズのほうが寂しかったはずだ。
そのカズの苦しみが痛いほど伝わってくる。

「もう大丈夫だから」
何度もキスをすると安心したのか、
カズは、射精したそうにソレを顫動させた。
俺も限界が近く、ラストスパートをかけるように、
腰を激しく打ち込んで、カズのを扱いた。

「あ、んい、いいっ、イっ、ク‥!」
びくんと腰を跳ねらせてカズが精を放つ。

きゅっと締め付けられ、俺が慌てて腰を引くと、
カズの足が俺の腰を絡めて、引くのを拒んだ。
結果、カズの中で達した。

これまでに味わったことのない、絶頂感。
足腰が痙攣し、それこそ一滴残らず射精しきった。

俺はぐったりとしながらもカズにキスを求める。
カズがそれに答えてくれると、
萎えかけた俺のソレは、カズの中で硬さを取り戻した。

それを感じたカズはこんなことを言った。
「はあ‥はあ‥ヒロ、ん、このまま後に倒れて‥」

次話へ 前話へ
BL小説その雪景色窓辺より | TB:× | CM : 0
その雪景色窓辺より 37(R18)HOMEその雪景色窓辺より 39(R18)

COMMENT

COMMENT POST

:
:
:
:



 
 管理者にだけ表示を許可する


copyright © 2024 BLUE BIND. All Rights Reserved.
  
Item + Template by odaikomachi