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  [ その雪景色窓辺より 39(R18) ]
2010-10-14(Thu) 04:45:50
言われるがままベッドに倒れると、
俺の上に、繋がったままカズが跨ってきた。
カズの重みが加わって、更に深く繋がる。
「く、ふっ‥っ」
「ヒロ?大丈夫?」
こくりと頷くと、カズは動き出した。

しなやかで、力強い律動。
カズの内部にしがみつくように摩擦する、俺自身。
俺自身をぎゅうぎゅうに締め上げてくるカズの内壁。

カズに挿れている側なのに、気分はまるっきり真逆で、
挿入されている感覚になっていた。

「‥んっ、カズ、んんっ、ん‥!」
「あ、あ、気持ち‥い‥?」
「い‥うっ、くう、いい‥すご‥たまんね‥っ」

負けじと俺は、カズの揺れているソレを扱くと、
ぐちゅ、と液で濡れた音を発した。
「‥う‥あ、ああっ、ヒロ‥」

カズは仰け反りながら俺を呼んだ。
たまらなく淫らなその喘ぎをもっと聞きたいと思い、
俺は更にカズを突き上げる。
すると、カズは喉を反らしながら指を銜えた。

声を抑えるために指を銜えたのではなく、
指全体を濡らすように舐めている。
何かをする気だろうけど、カズの次の行動が読めない。

その指を俺の後に当てると、
「ヒロ、あ、はあ、もっと‥して、あげる‥」
と、カズは俺の内部に指2本を挿れてきた。

瞬間、快感が光の速さで全身に駆け巡った。
「んああっ、あ‥っ」
「わっ、ヒロ、おっきくな‥あ、うっ」

俺が大きくなったのかカズが更に締まったのか、
どちらにせよ、カズも俺も腰を震わせた。
脳髄の隅々が麻痺し、おかしくなりそうだ。

「く、あ‥俺もう出る‥っ」
「僕も、あうっ、い‥ああっ‥イク‥っ」

汗と精とが体で混じる。
俺達は、そんなもの気にもせずに、
液まみれのまま甘ったるいキスを交わした。

「今度、またヒロに挿れていい?」
「ん、して」

俺達は、後日の約束をし、
疲れを感じながらも笑い合った。

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