BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
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風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
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青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
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と思ってリンクを繋ぎました。
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 星が刻んだ未来さえ 8 ]
2010-11-19(Fri) 05:45:02
ベッドで目が覚めると、鬼塚さんが見当たらなかった。
シャツに下着をつけ、隣の受付を覗く。
鬼塚さんがパンとコーヒーで朝食をとっていた。
「おはよ」
「おはようございます」
「シャワー浴びてきなよ。俺はもう浴びたから」
「はい」
その格好のままで風呂へいき、
シャワーを浴びてバスタオルで拭く。
タオルが少しも湿っていなかった。
たぶん、鬼塚さんの使用済みは洗濯でもして、
俺用にとタオルを交換してくれたんだろう。
さっぱりして戻ると鬼塚さんに袋をもらった。
「何ですか?」
「パンとコーヒー。買ってきたから食べなよ」
「あ、それなら今払います」
「いいって、これくらい。俺の奢り」
鬼塚さんは微笑んだ。
優しい雰囲気に癒される。
「はい。じゃあ頂きます」
デスクに袋を置いて、隣室でとりあえず着替えをし、
それから戻ってパンを食べた。
鬼塚さんは、缶コーヒーをずずっと啜りながら、
シフトを確認しつつサイトの操作をしている。
どうやら出勤者の欄を更新中のようだ。
それを眺めながら、もらったものを食べ終えた。
「ご馳走様でした」
「こちらこそ。今度は3日後に出勤?」
「はい。大学の講義が、ちょっと詰まってて」
「そっか。まあマイトは大学生だもんな。
バイトもいいけど学業もしっかりやっとけよ。
こんなふうにならないようにさ」
自分を指差し、鬼塚さんは大笑いした。
どういう顔をすべきか迷い、
とりあえず笑みを浮かべながら、
こんなふうって何ですかとでも言うように、
小首を傾げて見せた。
そうやって自虐ネタを披露しているけど、
鬼塚さんが某優秀大学の出身なんだと、
バイト仲間からとっくに小耳にしている。
優秀なのにどうしてこんな仕事を、とは思うが、
人にはそれぞれ事情があるから訊ねはしない。
「どう?バイト続けられそう?」
「まあ何とか」
「初めてにしてはいい感じだよ。できれば続けてね」
「ええ、できれば」
いつでも辞めようと思って、バイトを始めた。
それを見透かされたような台詞に、そう返答する。
時間は10時、そろそろ出発しないと。
「じゃあ、いってきます」
玄関へむかうと鬼塚さんがついてきた。
靴を履く俺を、背後からじっと見守っている。
「いいですよ見送りしなくて」
「まあまあ、そんなこと言わないで」
と、頬にちゅっとキスを受けた。
「また3日後な」
「はい」
「いってらっしゃい」
「いってきます」
そうして、俺はマンションを出た。
次話へ
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やっとR表記脱出(笑)
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