BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
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風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
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青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 星が刻んだ未来さえ 12 ]
2010-11-26(Fri) 06:00:03
3日後、俺はまたバイトに来ていた。
夕方に出勤して指名が2度あり、
あと1時間もすればバイトは終了する。
そんな頃に指名が入った。
「180分なんだけど大丈夫そう?」
茶室の電話で、鬼塚さんにそう質問された。
今から3時間も入ると、間違いなく終電がない。
けれど明日は大学の講義はなく、
漫喫で仮眠か、もしくは軽く飲み歩いてから、
始発に乗っての帰宅を考える。
ただ、1つだけ気がかりがあった。
こんな時間に3時間も指名するのは、
あの人だけ。
「‥菅生さん、ですか?」
そうだとしたら、断ってすぐに帰りたい。
菅生さん以外なら、割り切って受け入れよう。
「いや、新規の人」
「それなら構いません。いきます」
新規で3時間は、かなり珍しい。
どんな人なんだろうかと思いはせながら、
ホテル名とルームナンバーを聞いた。
向かいながら郁央にメールを送る。
遅くなる時は、とりあえず連絡はかかさない。
例えブラコンと言われようとも、唯一の兄弟だ。
これくらい当然だろう。
それからホテルの扉をノックすると、
青いチタンフレームのメガネをかけた人がいた。
「こんばんは」
初めて耳にする、渋くてハスキーな声。
俺、こういう声好みかも。
うっとり耳を傾けてると、その人は首を傾げた。
「ん?どうしましたか?」
「‥あ、いえ。こんばんは」
慌てて答えて、靴を抜いで部屋の中へ上がる。
置かれてあった靴のでかさに驚きつつ、
改めて並んで立つと、かなり背の高い人だった。
腕を伸ばせば天井に手が届きそうだ。
「すごく背高いですね。
バスケかバレーでもしていたんですか?」
「いつもそれを聞かれますが何もしてません。
今も昔も、スポーツは苦手なんです」
困ったように笑われた。
それなら、この身長は遺伝なのか。
ちょっと羨ましいけど、恐らく本人は嫌なんだろう。
背の話題は避け、シャワーに誘った。
ぱぱっと俺が先に脱いでから、声をかけて脱がしていく。
スーツ姿のところを見ると、どうやら仕事帰りらしい。
「ここにくるまで仕事だったんですか?」
「そうです。本社でちょっと会議がありました。
くたくたに疲れたので癒されたくて」
で、この店にきた、とのこと。
「ここにきたら余計疲れちゃいますよ」
だって、これからセックスするんだから。
言って笑うと、この人も笑った。
「そうですね。言われてみれば確かに」
大きくて温かい手が、俺の顔を包む。
「でも、するしないはどっちでもいいんです。
少しまったり過ごせたら、それで」
手の温もりにとろんと目を蕩けさせると、
そのまま、キスをされた。
ふっくらとした柔らかい唇が、心地いい。
「では、汗かいたのでシャワー浴びましょうか。
会議に遅れそうで久々に走ったんです」
こんなに背の高い人が猛ダッシュしたら、
モーゼが紅海でやったように、
海面が割れるかのごとく人々も避けまくるだろう。
そんなシーンを想像したらおかしくなり、
笑顔になりながら風呂へむかった。
次話へ
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真打登場‥。
お気に召しましたら一票お願いします。
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