BLUE BIND

BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
  [ 星が刻んだ未来さえ 13(R18) ]
2010-11-27(Sat) 08:20:45
この人の名前は満さん。
偽名か、本名に近いような名前か知らないけど、
そう呼んでほしいと言われた。
シャワーを浴び終わってからは、
ベッドで抱き合いながらテレビを見て話すだけ。
裸のままで何をするでもなく、
本当にただまったりと布団にくるまっていた。

次第に満さんが股間に触れてきた。
つられて満さんに触れると、そこは反応していた。

「まったりは終わりにします?」
くすりと笑って訊ねると、満さんは頷いた。
恥ずかしそうに笑いながら、俺の頬や唇に、
たくさんキスをしてくる。

「いつもは、こんなことないんですよ」
と、勃ったソレをフォローする満さん。

「くたくたに疲れている時は、
 どれだけ裸でいてもする気にならないんです。
 おかしいですね、私」
「おかしくないですよ。そういう時もあります」

満さんの髪にそっと触れると、その手を取られ、
甲のほうに唇をつけられた。
スマートなその仕草にどきっとする。

「もしかしたら君だから勃ったのかもしれません」
「そんなに魅力ないですよ、俺」
「そう思っているのはマイト君だけです」

甲の唇が耳へ移る。
耳の下をちゅっと吸い付きながら、
満さんが覆い被さった。
大きさと逞しさに、胸のどきどきが止まらない。

「リードしますか?このまま任せていいですか?」
訊ねると優しく笑って、耳に寄せられた唇で囁かれる。
「任せてもらって構いません」

渋い声と共に、耳をぺろりと舐められ、ぞくぞくした。
「ん、あ‥っ」
「可愛い声ですね」

今度は、ふうっと耳に息をかけられる。
絶妙な微風に、腰がびくんと揺れた。

「みつ、る‥さ‥っ」
「弱いところを探させて頂きます」
そう言って、耳から首にかけて撫でる。

長い指がするすると更に下りていき、胸の突起を摘む。
俺は震えながら体を反らした。
「ん‥あ、あ‥っ」

最初は弱く、次第に強く。
満さんの指が、胸をくりっと捻る。
それだけで、なぜかイキそうだった。

「んっあ、あっ、そこだめ‥っ」
「ウソはだめですよ」

胸をきゅと摘まれ、思わず目を閉じた。
「はああ‥っ」
「これだけでいきそうですね」
「だ、て‥気持ち‥い‥」
「やらしい体していますねマイト君」

俺、そんなにやらしいかな。
いつからこうなっちゃったのかな。

その答えは、満さんの手によって遮られた。
長く細くてローションで滴る指が、
ゆっくりと力強く挿入してきたからだ。
突然の圧迫に、腰がびくんと浮く。

「あ、あ、み、つる‥さ‥ああっ」
「今日は私で何人目?」
「うあ、さ、3人‥目‥っ」
「だからここが柔らかいんですね。
 前の人に、私やきもち妬きそうです」

嬉しいことを言ってくれる唇が、俺の胸を甘く噛む。
内部と乳首の刺激に、目をぎゅっと閉じながら、
全身を襲ってくる快感に耐えていた。

次話へ 前話へ

お気に召しましたら一票お願いします。
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
BL小説星が刻んだ未来さえ | TB:× | CM : 1
星が刻んだ未来さえ 12HOME星が刻んだ未来さえ 14(R18)

copyright © 2024 BLUE BIND. All Rights Reserved.
  
Item + Template by odaikomachi