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  [ 星が刻んだ未来さえ 15(R18) ]
2010-11-29(Mon) 07:00:50
挿入された瞬間、少しの精液が漏れた。
黙っていればばれないと思っていたけど、
満さんにどうやら見られていたらしい。
「またイッたのですか?」
「ち、が‥っ」
「ああ、漏れたのですねマイト君」

奥のほうまで挿れられたからか、
恥ずかしいことを囁かれたからか。
俺はすごく恥ずかしくて、唇を噛む。

残っていたものが不本意に漏れただけなのに、
どうして恥ずかしいのか判らなかった。
それどころか、悪いことをした気にさえなった。

見られなかったら恥ずかしくはなかった。
そうだ、俺のことを見ている満さんが悪いんだ。

責任を転換し、そう思った俺は、
首に両腕を絡め、こっちに引き寄せキスをした。
おねだりだと思われたらしく、満さんが動き始める。
突然の律動に、大きく目を開いた。

「は、あ、ああう‥っ」
満さんの律動に合わせて、腰が無意識に動く。

満さんの動きは激しくて、
先程までの温厚さは微塵もなかった。
それどころか、顔がすごく雄っぽい。
優しい顔と雄っぽい顔、
そのギャップに、胸がずきんと痛くなる。

そんな痛みを感じつつ、ラブホの安ベッドで、
俺は満さんにたくさん突き上げられていた。
満さんのソレが長すぎるのか、時々、
最奥の壁に先端が届き、その度に背が仰け反った。

息が詰まって涙が滲んでくる。
気持ちのいいボタンを連打されているようで、
突かれるのが癖になりそうで怖くなる。

「こういう仕事長いですか?」
「ん、あ、初め‥て‥男も‥っ」
「そうですか。セックスには慣れました?」
「ああ、あっ、わか、ん‥な‥!」

動きはこんなに激しいというのに、
満さんは涼しそうに笑っている。
そんな笑顔のまま、俺の涙を舐め取り、
ソレを扱いてくる満さん。

声にならない悲鳴を上げながら、俺はまた達した。
満さんは一瞬口元を歪めると、
ゴムの中で達したのか、そのままぐったりとした。

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