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  [ 星が刻んだ未来さえ 25(R18) ]
2010-12-18(Sat) 07:15:46
前回は俺が満さんの服を脱がした。
今回は俺は満さんに服を脱がされて、
満さんは自分で裸になった。
生まれた姿のままで、ぎゅっと抱き締められる。
「‥はあ」
甘ったるい吐息が漏れるほど、
満さんの肌が、とても気持ちいい。

ずっとこうしていたい。

だけど、そうはいかない。

俺達は、金銭であっさりとカタのつく関係だ。
金と体、それだけで繋がっていて、
満さんにとっての俺は、単なる瞬間的恋人に過ぎない。
それが悔しくて、唇を軽く噛む。

何でこんなことで悔しがるんだろう、俺。
満さんとはバイトを通してではなくて、
ありふれた日常で普通に出会ってみたかった、
とさえ考えている。

疲れたし考えるのは止めよう。
変えられないことを考えたってしょうがない。
今更どうにもならないし面倒だ。

目の前にある首を吸うと、満さんが震えた。
反応がちょっと新鮮で、そのまま舌を這わせる。

「ふ‥っ」
満さんが吐息を漏らした。
それさえも渋くハスキーで、
俺の胸にまできゅんと響き渡ってくる。

「そんなに私を煽ったりして悪い人ですね。
 どうしてほしいですか?」
「満さんの好きにしていいです」
「結構言いますね舞斗君。
 言ったことを悔やまないで下さいね」

満さんが俺の下になった。
覆い被さっている俺を見ながら、ちゅっと軽くキスをし、
さっきの俺のように首をぺろりと舐めてきた。
そのまま、片手は胸の突起を、片手はソレを刺激する。
甘い電気が体中を走り、ぞくぞくと背中が粟立った。

「あ、あ‥っ」
「ここ、もうとろとろですよ」

顎を吸われながら渋く言われる。
ここ、とはもちろん反り勃つソレのことだ。

「こんなに濡れているなら、
 ローションなんかいりませんね」
「あ、る‥んですか、それ‥」

あってもなくても、俺はどっちでも構わない。
だけど、置いてあるなら満さんは、
誰かとここでそういうことを行うということだ。

これは、もしかして嫉妬なんだろうか。

俺を見て、満さんはくすっと笑った。
「ありませんよ。ないから困ってましたが、
 ここがこんなに濡れてくれて助かりました」
「そ‥ですか‥あ、くう‥っ」

言われてどう反応していいか困っていると、
首筋の唇がつっと胸元に降り、俺は思わず身を縮めた。

「はあ、はっ、んあっ」
「ローションがあれば使いたかったですか?」

もちろんあれば使うに越したことはない。
だけど、あったら嫉妬もしていた。
そんなこと言えるはずもなく、首を横に振る。
瞬間、満さんの指が入ってきた。

「んあああ‥っ」
「ほらね、これだけ濡れていれば、
 ローションなんていらないでしょう」

長い指が、柔らかく捻ってくる。
滑らかな動きで、壁のあちこちを探るように擦られて、
びくびくと何度も痙攣してしまった。

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