BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 星が刻んだ未来さえ 36(R18) ]
2011-01-07(Fri) 06:20:37
終わった後、体が重くて起き上がれず、
シャワーへいく菅生さんをベッドで見送った。
その菅生さんが、ベッド脇で体を拭きながら、
上辺だけの謝罪をした。
「イカさなくてごめんね、マイト君」
もうどうでもいい、と心で呟いて首を振る。
少し横になっていたせいか俺は動けるようになり、
ゆっくりと起きてシャワーを浴びにいった。
こっちがイカなくてはいけない、という規約はない。
だからって、興奮剤みたいな薬を飲まされた挙句、
ドライに達するだけで出せないのは、あんまりだろう。
いつもより熱い湯を浴びながら、中の液を掻き出す。
こんなところに指なんて入れたことないし、
怖かったけど今はそんなことに拘っていられない。
前に満さんがしてくれたのを思い出しながら、
壁に手をついてどうにか中を探る。
たぶん、これである程度はキレイになった。
シャワーを浴び終わってから、タオルを巻いて戻ると、
携帯の着信に気付き、俺はそれに出た。
鬼塚さんからの電話だった。
「どうしてもマイト君がいいっていう客が、
そのホテルの別室で待機しているんだけど、
そのまま180分入れるかな?
ムリなら帰るって言ってる。
だけど、とりあえず名前伝えてほしいってさ」
ごくりと喉を鳴らしながら、次の言葉を待つ。
名前は予想通り楠満。
会いたいと思っていた人だった。
菅生さんとの事後で、会うことは許されるのか。
いや、さっきのシャワーで前後の処理はできるだけした。
満さんには悪いけど、こんな状態の心身を浄化してほしい。
その思いで、俺は二つ返事で受け入れた。
「次の客?やきもち妬きそうだよ僕」
スーツを着ながらにやりと笑う、菅生さん。
笑みを返し、さっさと服を着てから、
ありがとうございました、と菅生さんに一礼する。
それから一目散に部屋をあとにした。
重い体に鞭を打ち、階段を使って他階へ行き、
教えられた部屋の扉をノックする。
そこには、優しく微笑む満さんがいた。
「舞斗君、きてくれてありがとう」
「こちらこそ、ありがとうございます」
ほっとしたのか、俺の体がぐらりと前に倒れた。
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