BLUE BIND
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Author:水色
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僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
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その雪景色窓辺より (42)
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青い空を見上げて3rd (70)
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蒼空と流星の狭間 (30)
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 星が刻んだ未来さえ 40(R18) ]
2011-01-15(Sat) 08:00:32
奥を突かれたまま体が止まった。
俺の中に、満さんのが注がれてくる。
伝わるソレを味わいながら、満さんを見つめた。
髪を乱し、疲れきった顔をしている。
はあはあと息を荒げながら唇を重ねてくると、
満さんは微笑みながら前髪に触れてきた。
それだけで感じてしまい、目を閉じて首を竦める。
「無茶させて、すみませんでした」
会話できるほど回復しておらず、首を横に振る。
「これでドライ分を取り戻せますか?」
充分ですという返事のつもりで、首を縦に振る。
満さんの全身が汗ばんでいた。
それがきらきらしてキレイで、腕を流れる汗を撫でる。
撫でた左手を取られ、その手の甲に唇が落とされた。
そして、そのまま惹かれ合うように、キスをした。
まったりと時間をかけてキスしたせいか、
俺も満さんもようやく息が整ってきた。
からからだった喉も潤ってきている。
今なら言える、バイトを辞めることを。
そう思って、静かに告げた。
「‥俺このバイト辞めるんです」
突然の台詞に、満さんが目が大きくなる。
「え?そうなんですか?」
「はい。2週間後に」
このバイトで俺は自分の価値を確かめられた。
価値は周囲の評価で、決まっていくと思っていた。
もちろんそれも間違いじゃないだろう。
だけど、最後は結局、
自分で決めていくものだという結論に達した。
ここでは体しか求められない。
だけど、満さんは違った。
体だけではなく心までも求めてくれた。
真摯な対応、俺の偏見の無さ、
そして俺を包んでくれる肌の温もりと、笑顔、
満さんの全てが好きになった。
だから、もうバイトはやめる。
それでもすぐに心身は浄化されはしない。
だから、好きですとは伝えない。
満さんのことを困らせたくないし、
両思いでもないのに迷惑をかけたくない。
いつか、どこかで満さんに会うことができて、
元気かだけでも確認できれば満足だ。
好きだとは言わないけど、
できることなら願いだけは口にさせてほしい。
叶うかどうかは別としても。
「満さんさえ良ければ、最後日、
俺のことを指名して下さいませんか?」
じっと満さんを見つめる。
すると、とても深く唇が重ねられた。
「もちろんです」
「仕事が忙しいのに無茶を言ってすみません」
「あなたという人は気を遣いすぎです。
私にはもっとワガママ言っていいんですよ」
にこりと笑ってくれた満さん。
笑顔が、あまりにも眩しすぎて、
満さんのことが好きですと言いそうになり、
ぐっと唇を引き締める。
「はい‥ありがとうございます‥」
作った笑顔を見せるのが、精一杯だった。
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