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  [ 星が刻んだ未来さえ 42(R18) ]
2011-01-18(Tue) 05:40:51
手に放たれた液を見て、微笑んだ鬼塚さん。
「すぐイクなんて、やらしい体してる」
「違います‥薬のせいです‥」
「ん、そういうことにしておこうか」
鬼塚さんは、肩で息をしている俺を見てにやりとし、
自らのソレにローションを垂らす。
軽く扱きながらソレの先を後にあてられた。
俺は諦め、足を自分で持つ。

「ふっ、マイトも判ってきたじゃん」
そう言って、ぐっと腰を進められた。

さっきまで使われていたソコはまだ柔らかい。
鬼塚さんの挿入は、痛くもなく痒くもなく、
ただ純粋に快感だった。

「はああっ、ああ‥っ」
「やっぱマイトの中は温かくていいな」

鬼塚さんのは極太だった。
時折、ごりごりという感覚すら伝道してくるほどに。
まさしく今も腰に伝わっていた。
たったこれだけで、感じたくないのに感じてしまう。

「あっん、ん、くう‥っ」
鬼塚さんの律動を、シーツを握りながら受ける。
肌と肌のぶつかり合う音と、ベッドのスプリングが、
ハーモニーを奏でていた。

「これでも俺マイトのこと好きだったんだよ。
 それなのに辞めちゃうなんて、本当に残念」
マイトも俺のこと好きだっただろ、と言いたげな顔。
俺はただ喘ぎながら、鬼塚さんの表情をスルーする。

そんな鬼塚さんの右手が、俺のソレを握った。
びくん、と腰が浮く。

「うああっ」
「辞めちゃう前にまたやろうな」

これもスルーすると、鬼塚さんのスピードが加速した。
内壁を抉られるような摩擦と突きに、俺は涙を零す。

好きな人がいるのに、鬼塚さんとのセックスは気持ちいい。
でも、そこには感情はなかった。
快感のためなら相手なんて、誰でもいいんだろうか俺。

心と体が、ばらばらになっている。
俺のことなのに何がなんだか判らなくなる。

「あっ、鬼塚、さ‥イク‥イッちゃう‥!」
「いいよ、イクとこ見せて」

言われて俺は、ソレを握り締めて扱き始めた。
熱の篭るそれは濡れ滾り、俺の手を汚す。

鬼塚さんも直後にイッたらしい。
満さんのでいっぱいだった中に、迸りを感じた。
そして、一層それが増幅する。

瞬間、俺はふと意識を失った。

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