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  [ 星が刻んだ未来さえ 53(R18) ]
2011-02-05(Sat) 06:05:30
キスをしながら、俺は満さんの胸に触れた。
ぴくり、と僅か震えたのが肌で伝わる。
震えた舌先を吸うと、色っぽい声がした。
「んっ、あ‥っ」
勃ちそうな俺は、更に満さんの胸を撫でる。
平らな胸から、優しさと温もりが伝わってきた。

ずっとこの肌に触っていたい。

ずっと満さんの傍にいたい。

だけど、俺はそれに甘んじない。
満さんに相応しい男になる、俺はそう決めたから。
だから、満さんの全てを、この目に焼き付ける。
再会する瞬間まで、ずっとずっと忘れないように。

そして、願わくば俺のことを忘れないでほしい。

「私からも触って構いませんか?」
「触って下さい、満さん」

その願いが届いた、かどうかは定かじゃないけど、
俺の耳がかぷりと甘く噛まれた。

「ん、んんっ」
「はあ、舞斗君」

囁きも甘く、体がそれだけで蕩けそうだった。
次第に、満さんにイニシアチブを取られ、
いつものようにされるがままになっていく。

シャツを捲られ露になった、白い素肌と赤い突起。
満さんが唇が、静かに突起へ近づく。

乳首をたくさん愛撫してほしい。
早く満さんの口に含まれて、舐められて転がされて、
それでもって少しだけ噛んでほしい。
そんな展開を想像し期待しながら、満さんを見つめると、
なぜかくすりと笑われてしまった。

「どうしました?」
「いえ、別に」
「私にしてほしいことが何かあるのでは?」
「‥っ」

俺は思わず息を飲む。
どうしてこの人に判るんだろうか。
いや、俺がきっと欲しそうな目をしていたんだ。

顔を赤くして目を逸らすと、ちゅっと頬にキスされた。
「言って下さい、舞斗君」

渋い声にゆっくりと目を戻す。
柔らかい表情に負けて、小さく言った。

「胸、を、舐めて欲しい‥です‥」
こんなこと言うのは始めてだった。
恥ずかしくて穴があったら入りたくなった。

真っ赤になった俺の顔を、満さんが頷きながら撫でる。
そして、ゆっくり胸が口に含まれた。
待っていた温かさに、いつも以上に体が痙攣する。

「あ、う、んあ‥っ」
「舞斗君のここ大好きです」
「はあ、どして、です、か?」
「美味しいし可愛いからですよ」
「そんなとこ、味なんか、しな‥んああ‥っ」

満さんに吸われて体がびりっと痺れた。

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