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BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
  [ 星が刻んだ未来さえ 57 ]
2011-02-12(Sat) 06:40:50
それから風呂へむかった。
例の如く、俺は巻かれた毛布ごと抱き上げられた。
そのまま洗い場で降ろされ、湯を張りながら体を洗われて、
俺も満さんを洗い返す。
張られた風呂へ一緒に入った。
満さんが湯船に凭れて、俺が満さんの体に凭れて、
まったりと過ごした。

さすがに疲れ切ったのか、キスだけされる。
俺からもキスを返すと、えへへと微笑まれた。

体も温まりバスローブでベッドへ戻り寝ることにした。
なぜか、自然に満さんに腕枕を施されながら。

次第に、満さんから寝息が聞こえてくる。

時計は早朝。

始発がある時間だ。

俺は静かに起き上がり、服を着た。
そして、寝ている満さんに、 キスをする。

唇の柔らかさを俺は忘れない。
いや、それだけじゃない。
顔も声も、温もりも優しさも、満さんの全てを、
ずっとずっと忘れはしない。

「‥満さんが死ぬほど好きです。さようなら」

俺はショルダーバッグを肩にかけ、
満さんのマンションを出る。
近くの駅まで行くと、早速ホームに始発がきた。

乗り込む足が重い。
だけど、さっさと家に帰ることにする。

ごみでも入ったのか。

目を擦ると胸が熱くなって涙が溢れた。

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COMMENT

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拍手を下さったM様

こんにちは!またまたコメントありがとうございます!
星が刻んだ未来さえ、何度もお読み頂き感謝です(=^_^=)
あ、菅生については謝らなくて大丈夫です。
こちらこそ、ブログらしからぬキャラを登場させてしまい、
「皆様はきっと菅生のこと大嫌いだろうなあ‥」と
思いながら書いておりましたので(笑)
憎まれ役としてあえて作ったキャラが菅生になりますので、
M様を始め皆様にそう思って頂けたのであれば、
私としてはd(´▽`)bという感じでございます♪

舞斗、とうとう満から去ってしまいました‥。
これからどうなるか、大学の門の前にいた男は誰なのか。
ゲームで例えるならば、分岐ルートが発生しましたので、
ハラハラしてお待ち頂けると嬉しいです(*´ー`)

非公開コメントを下さった方全員、
イニシャルで返信をさせて頂いておりますので、
どうしてもKSTNHM等はダブってしまいます。すみません(^^;)
拍手コメントよりも、記事のコメント欄の方が、
たぶん長くコメントを書けると思います♪
ちなみにコメント欄ですが、Name=名前、Mail=メルアド、
Home=ホームページやブログのアドレス、Comment=コメント、
Pass=パス、となっておりますが、
お名前+コメント+非公開にするなら「管理者にだけ表示」に
チェックマーク、これだけで送ることができます(*・▽・*)
ややこしいコメント欄で申し訳ありませんm(_ _)m
ソースをいじれる技術ばあれば改造したいのですが、
いかんせんそんなテクニック持ち合わせておりませんので、
どうかこのままでお使い頂ければと思います。
うちのブログを使って頂いて構いませんので、
機会がございましたら試しに使ってみて下さい(^-^)
b y 水色 | 2011.02.13(05:56) | URL | [EDIT] |

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