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  [ 星が刻んだ未来さえ 65(R18) ]
2011-02-26(Sat) 06:15:53
プロポーズに似た台詞に赤くしながらも、
なんて返そうかと考えた。
だって、父も弟も、まだまだ健在している。
母親との約束は、期限はないけど一生のものだろう。
それは果たせたのか、それを終わりにしていいのか。
言った満さんが、にこりと微笑みながら、
俺のファスナーを下ろしていく。
すでに勃っているソレをそっと出され、
ゆるゆると扱かれ始めた。

「ふ、くっ」
「お母様との約束、あなたは見事果たしました。
 これからは、私だけの傍にいて下さい」
「んあっ、ん、でも‥っ」

でも、急にそんなこと言われても困ってしまう。
母はもうこの世にいない。
だから真意は不明であり、俺はどうしていいか判らない。
そう考えていると満さんにキスをされた。

「でもとだってを言いすぎです。
 言う度にキスして口を塞ぎますから」
「そんな、はっ、ああ、だって‥っ」

だって、こんなに大切にされたことがなくて戸惑う。
これまでは大切にするばかりで、自分のことは後回しだった。
またキスをされてから、だってと言っていたことが判り、
俺は悔しくなって唇を噛んだ。

「私の願いを胸に刻んで、傍にいて下さい」
満さんの全てに、胸が熱くなって体が震える。
今すぐ満さんの思いに応えたい。
だけど、どうしてもひとつ訊ねたいことがあった。

「俺なんかのどこを‥好きになったんですか‥?」
「理屈抜きの一目惚れです」

真っ直ぐな強い目が、俺を見る。
確かに、俺もどうして満さんが好きなのか判らない。
何となくいいなと思ってから好きになっていった。

まさしく理屈なんかない。

俺達には年齢すら関係ない。

この人の傍にいようと心に誓って、俺は笑う。
すると、満さんも笑い、手の動きを少し早めた。

「あ、ああっ、気持ちい‥っ」
「舞斗君、ここぬるぬるですよ」
「んあ、だっ、て‥っ」

またもやだってと言ってしまいキスされる。
そのまましばらく舌を絡め合わせていると、
満さんがスラックスのファスナーを下ろし、
そこに俺の手を導いた。
大きさと熱さに、思わず吐息が漏れる。

「ん、はあ、満さんの‥熱いです‥」
「これ、どうしたらいいですか?」

どうしたらいいか、と言われて扱いてみる。
どくんと脈を打ちソレは更に膨らんだ。

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