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  [ 星が刻んだ未来さえ 66(R18) ]
2011-02-27(Sun) 06:20:49
試しに俺のと重ねて、腰をゆっくり動かす。
ソレとソレが擦り合わされて、すごく気持ちいい。
じっと動かず、満さんがそれを眺めていた。
恥ずかしいのに止められない。
「ん、ん、満さん‥っ」
「やらしい顔ですね、舞斗君」
「だ‥あっ、んっ」

だってとまた言いそうになり、口を閉ざし目を細める。
それがばれたのか、満さんに笑われた。
笑いながら2本同時に扱かれて、ぶるっと震える。
「はあっ、あ、あっ」

俺から溢れる滑りを、満さんが絞って塗りつけた。
もちろん満さんと繋がるところに。
そこに指が入ってゆっくりと中を広げていく。

「そろそろいいですか?」
頷くとジーンズを取られて、満さんに跨った。
そして、そのままで腰を落としていく。

いつもより膨らんでいる気がするソレが、
中いっぱいに満ちてきて、俺は思わず涙が溢れた。
「ううあっ、ああ‥!」
「そんなに締めないで下さい、舞斗君」

俺のせいじゃなくて満さんのせいだ。
こんなに熱く滾ったものを中に挿れたから、
ぎゅうっと満さんを締めてしまうんだ。

締められた満さんは痛かったのか、
根元まで挿入して、しばらく動かずにいた。
そして、息を整えながら俺を見る。

ふと、こうなった展開を回想していると、
菅生さんがいなくなった10分後、
登場した満さんのタイミングに疑問が湧いてきた。

「あの、ちょっと聞いていいですか?」
「ん、いいですよ」
「タイミングよくカフェにきましたよね、満さん。
 もしかして菅生さんと連絡とってました?」
 
訊ねると満さんはタネを明かした。
菅生さんは、満さんの兄である、
カンフルツリー製薬の社長に懇願しまくって、
満さんの連絡先を訊ねたらしい。

そのことについて、満さんは何があったか聞かれた。
だけど、あんなこと説明できるはずもなく、
満さんはちょっと貸しがあるだけだと答えたらしい。
連絡先も教えていいと実兄に伝えたという。

後日、菅生さんは満さんに連絡し、改めて謝り、
そして俺に謝りたいとも申し出たそうだ。
菅生さんはああいう人物だったけど、
根はかなりマジメな人らしいとのこと。

菅生さんがカフェでメールしていた相手は、
どうやら満さんらしい。
しばらく俺のことを探してみて、会って謝れた時、
メールをするよう伝えていたみたいだ。

カフェで言ったように菅生さんにいつか会いたい。
その時には、色んなことがあったと笑えるかもしれない。

と、いきなり腰を突き上げられた。
「セックス中に他の男の話をするんですか?
 ダメですよ、私がヤキモチ妬いてしまいます」
「ひ、あっ、す‥みませ‥っ」

全身にずっしりと重力がかかるような、重い突き。
汗も涙も飛び散り、シートを汚しながら、
突き上げられて喉が掠れるほどの喘ぎ声をあげていた。

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