BLUE BIND

BL小説ブログ。危険を感じた方はお逃げ下さい。
  [ 星が刻んだ未来さえ 67(R18)(完) ]
2011-03-01(Tue) 06:05:23
車のサスペンションがぎしぎしと軋む。
天井に頭をぶつけぬよう猫背で抱きついていると、
芯がちょっと疼いてきた。
ようやく、イキそうになってきたらしい。
でも、このままだと服やシートを汚してしまう。
イッても液が辺りに飛び散らないよう、
扱きながらもソレの先をカバーしたいけど、
触れただけで達するような気がする。

すると、満さんが俺をイカせようと、
腰を動かしながらソレに手を伸ばしてきた。
その手を掴んで、俺は首を振る。

「みつ、る、さ‥ダメ‥っ」
「どうしてですか?」
「ん、ん、触られたら出ちゃいます‥!」

笑った満さんが、俺の手を自分の首に回し、
体をぴったりと合わせてきた。
「ここは任せて、私にしがみついて下さい」

頷いてバランスを取るように満さんにしがみつく。
密着する体温が、すごく気持ちいい。

イキそうになってきて、俺は満さんに胸を擦りつける。
すると、満さんに乳首を噛まれた。
乳首の根元を、唇でぐりぐりと挟まれながら、
敏感な先端の部分を、舌でやらしく転がされる。

びりっと体に電撃が走っている。
その度に涙が溢れて、ソレからも粘る液が漏れてくる。

「あっあ、う、ああ、イキそ‥っ」
「イッていいんですよ。
 ほらここ、こうされると気持ちいいですよね?」

奥を突かれて内を擦られる。
やるせない快感の波に翻弄されながら、
それに喜びと幸せを感じる。

「いい、い、そこ気持ちい‥!」
「奥をこうして突かれるの好きですよね、舞斗君」

長くて大きく、膨らんだ満さんのが、
ずっしりと重い強烈な一撃を食らわしてきた。
同時に、満さんに握られて俺はイッた。

体をびくびくと震わせていると、深く突いた体が止まる。
満さんが震えながら、俺の中に精を放つ。
どくんどくんと、脈を打っているのを中で感じた。

満さんの手が、俺のもので汚れている。
それを満さんが舐めて、にこりと笑った。
そして、俺達は、体を繋げたまま唇を重ねる。

目を開けるとリアウインドウのむこうに星が見えた。
どうやら、あっという間に日が暮れていたらしい。

これからは、満さんに刻まれた道を、共に歩む。

同じ道を進み、ずっと一緒にいる。

星にそう誓いながら、未来を変えてくれた運命の人を、
強く抱き締め、温もりを味わった。

唇を離し、死ぬほど好きですと伝える。
満さんは照れながら私もですと言ってくれて、
左手の薬指に、そっとキスをしてくれた。

前話へ

星が刻んだ未来さえ、これでおしまいとなります。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
舞斗と満に様々な出来事がございましたが、
2人の結末に私自身が一番ほっとしています(笑)

菅生は、実は最後まで悪役のままの予定でしたが、
私的に丸く収めたくて舞斗に謝罪して頂きました。
鬼塚は、最初から軽い感じの人物の予定だったので、
欲に忠実だけど憎めない男を描けたかなと思います。
2人共、これまでにない人物像だったので、
悪戦苦闘もありましたが楽しく動かすことができました。

舞斗と満は無事にカップル成立となりましたが、
これで終わりではなく舞斗と満の始まりはここからです。
2人の今後は、皆様の心の中で妄想して頂けると幸いです。

ここまでお読み頂きました皆様へ、
ささやかながら前回同様にボーナストラックを用意致しました。
エロはありませんが、きっとお楽しみ頂けるかと思います。
宜しければもう少しお付き合い下さいm(_ _)m


星が刻んだ未来さえ ボーナストラック

お気に召しましたら一票お願いします。
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ
BL小説星が刻んだ未来さえ | TB:× | CM : 2
星が刻んだ未来さえ 66(R18)HOME星が刻んだ未来さえ ボーナストラック

COMMENT

このコメントは管理人のみ閲覧できます
b y | 2011.03.01(14:57) | | [EDIT] |
  +
コメント下さったK様

こんにちは!コメントありがとうございます!
星が刻んだ未来さえ、とうとう完結致しました。
こちらこそ長々とお付き合い頂き、心から感謝致します。
本当にありがとうございましたm(_ _)m

舞斗は、自分には恋愛よりも優先すべきものがあり、
満を好きだからこそ離れようと思ったのでしょう。
どこまでも自分に厳しい人物でしたが、
最後は満の猛アタックで崩れてしまいましたね(^▽^;)
でも形はどうあれ、2人がくっついて安心しております。

ボーナストラックもお読み頂きありがとうございます♪
なんと言いましても当ブログのコンセプトは
「ハッピーエンド」なので、これで良かったと思っています。
菅生に関してだけは、ハッピーエンドにするかどうしようか、
ちょっぴり迷いましたが( ̄ー ̄;)
舞斗の純粋な心で改心してもらえたらと思います。

すすす素敵なお話だなんてそんな‥(ノД`)
なんともったいないお言葉。ありがとうございます。
こちらこそ、今後もそう思って頂けるようなお話を書けるよう
頑張りますので宜しくお願いします!
b y 水色 | 2011.03.04(05:59) | URL | [EDIT] |

COMMENT POST

:
:
:
:



 
 管理者にだけ表示を許可する


copyright © 2024 BLUE BIND. All Rights Reserved.
  
Item + Template by odaikomachi