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  [ その手はひとつじゃない 5(R18) ]
2011-03-10(Thu) 05:10:43
俺はジーンズを膝までずらされ、
ベッドに四つん這いになった。
後に満さんが膝で立ち、俺の中を指で解す。
そこは、俺の先走り液で、ぬるぬるに濡れていた。
少し振り返り、満さんに問う。
「満さんゴムありますけど使います?」
「こうなるのを想定して購入したんですか?」
「あ、いや、俺が使うのに買い置きしてあって‥」

俺は満さんから逆に問われ、とても後悔した。
そうだった、ゴムはあることはあるけど、
女の子とセックスする用に買っておいたやつだった。
それをごまかせばいいものの、
バカみたいに正直にそれを説明してしまった。

そう言うと、満さんは一気に入ってきた。
もちろんゴムを使わず生のままでだ。
「ふっううっ、んくうっ」

マクラに口を押しつけて声を抑える。
ただでさえ奥まで届くそれは、
体位によってかなり最奥までやってくる。
俺の目からそれだけで涙が零れた。

「はあ、はあ、ん‥うく‥っ」
「私にヤキモチ妬かせないで、舞斗君」

あの一刺しはそういう理由らしい。
確かにそれは悪かった。
けど、一刺しされたのが気持ちよすぎて、
ちょっとクセになりそうだった。

「すみ‥ま、せん‥っ」
「ん、動いても構いませんか?」

了承すると同時に、激しい律動が腰にきた。
目が開き、更に溢れてきた涙が飛ぶ。
あまりの気持ちよさに、俺はマクラを噛んだ。

動いている満さんにシャツを捲くられる。
胸をまさぐるように撫でられたあとに、
すっかり硬くなった突起をきゅっと摘んできた。

硬くなったからか元からなのか、
それだけで腰がびくびくと震えてしまう。
救いと言えば、かろうじてイカないことだけ。
今はまだイクのを堪えておかないと、
またあの連続でイカされるので攻撃される。

あれをされたら、絶対、声なんか抑えられない。
いや、声だけじゃなくて理性も飛んでしまうだろう。
弟にそういう俺のことを知られたくない。

ちゅっと背中にキスされて、小さく喘ぐ。
「あふ、あ、は‥あ‥っ」
「舞斗君すごく気持ちいいです」

俺の名前を呟き、更にスライドを激しくする満さん。
何度も何度も、奥までやってくる満さんに、
俺はもう達しそうだった。
スライドの激しさから、満さんもイキそうなんだと思う。
状況を把握し、マクラに顔を押しつけて自ら扱いた。

その時だった。

「兄貴、ちょっといい?」
部屋のドアを郁央がノックした。

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