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  [ 笹崎侑津弥の恋愛相談室 4 ]
2011-03-20(Sun) 06:30:45
受付番号4:仁志天清(風のように遥かに)
「‥次の方、どうぞ」

「はいっす」

「‥お名前は?」

「仁志天清っす」

「‥どのようなお悩みでしょうか?」

「年上の恋人がいるのですが同性と経験済みで、
 誘うのも動くのも、すごく上手なんです。
 俺はその人に、どうしたらいいんでしょうか?」

「‥実践、あるのみです」

「やっぱり実践ですよね。はあ。
 リードしたいのにリードされっぱなしなんで、
 こっちがもっと主導権握らないとダメっすよね‥」

「‥それはノロケですか?相談ですか?」(呆れ顔)

「リードしたい、という相談っすよ」(真顔)

「‥ジョーの爪の垢を飲んでみれば?」

「いいいやそれは遠慮しておきます」(汗)

「‥先輩とか後輩とか経験とか関係ない。
 そんなのにいちいち拘ってたらキリがないから、
 恋人として三波さんに接したらいいと思うんだけど」

「なるほどな。そうか。学年なんて関係ないよな。
 やっぱり体育会系のせいか、そこも気にしてたし」

「‥俺はそれはそれでいいとも思うけど、
 メリハリも大事なんじゃないか。
 部活は部活で、2人きりなら2人きりで、
 特定の型にはまらないで相手と接していってみれば?」

「おお。もやもやしてた気持ちがなくなってきた」

「‥それから前と今を比べないこと。
 マキだってそれをされたらイヤだろうから、
 イヤだったら相手にもしちゃダメだ」

「そうだな。判った。ところでさ‥」

「‥ん?」

「ウツミもやっぱ、ジョーにリードされまくり?
 それとも、たまにはウツミもリードする?」

「‥は?え?何で?」

「今後の参考に、ちょっと聞いておこうかと」

「‥い‥以上です。次の方、どうぞ」(真っ赤)

「あ!きったね!またここにくるからな!」

「‥も‥もういいって。むしろくるな。
 つーか、何でそういうの聞きたがるんだよ‥っ」

冷や汗を拭い、二度とこなくていいと悪態をつく、
ウツミなのであった。

次回相談者:井出風音 前回相談者:三波時継

相談室3アップ直後、相談室4と5を下書きしていたら、
設定を間違え、相談室5をアップしてしまいました。
あああああ申し訳ありませんんんm(_ _;)m
もうちょっと本書してからアップします!


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