BLUE BIND
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Author:水色
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青い空を見上げて3rd (70)
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髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 青い空を見上げて3rd 6 ]
2011-04-05(Tue) 04:35:59
阿久津城
1ページの半分にウツミの写真があり、
そこには2枚掲載されていた。
1枚は、ガードレールに腰を下ろして空を見ているところ。
たぶん無意識だろう、にこりと少し笑っている。
1枚は、少し照れながら横を向いているところ。
カメラの性能なのか、カメラマンの腕なのか、
ウツミの長いまつ毛までよく見えるアングルだ。
カッコカワイイ男の子を見つけちゃった、
という見出しまでご丁寧にある。
確かにこの写りだと、カッコカワイイ。
もちろん他の高校生や大学生も載ってるが、
ウツミの扱いだけなぜかダントツに良かった。
編集部は、ウツミを推していると見える。
ウツミは、おかしいと言わんばかりの顔をしていた。
おかしいとか以前の問題ではないだろうか。
ってか、桜通りでの注目は、やっぱウツミだったわけだ。
「ウツミ、これ何だよ?」
「‥シャツ買いに行った時のやつ」
ウツミは当時の経緯を説明してくれた。
確かそんなことがあったって言ってたっけ。
俺とウツミの横から、静かに井出が訊ねる。
「名前がちょっと違うけどこの写真、ウッチだよね?」
「‥うん」
ちょっと違うという、名前。
写真の下にある名前の欄には、スウと書いてある。
「スウって?」
「‥イニシャル。笹崎侑津弥の、SとU」
「ああ、なるほどな」
なんて感心している場合じゃないか。
その時だった。
担任の結城が、ばたばたと大慌てで教室にやってきた。
「笹崎!きているか!」
「‥あ、はい、おはようございます」
「おはようございます、じゃない。
雑誌の件とやらで教頭が呼んでいるぞ。
雑誌ってどういうことなんだ笹崎?」
「‥えと、あの」
ウツミが説明したら明日になる、とでも思ったのか、
てきぱきと説明をしたのは井出だった。
井出の持つ雑誌を見て、結城が引きつった笑顔を零す。
「なるほど、そういうことか。
こんなことは和賀高初かもしれないな。
とりあえず教頭室行くからこい」
結城は細いウツミの手首を握ると、
引っ張るようにしてその場を去っていった。
中間テスト直前に、くじでの席替えがあった。
俺は廊下側の後、ウツミはど真ん中の席になり、
とうとう離れ離れになった。
俺は席に座り、カバンを机の脇へ引っ掛けながら、
誰も座っていないウツミの席を眺める。
ウツミはどうなるんだろうか。
井出に借りた雑誌を見ながら、俺は小さく溜め息をついた。
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