BLUE BIND
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水色も伸ばして寄付する予定です。
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 青い空を見上げて3rd 12 ]
2011-04-13(Wed) 05:30:48
笹崎侑津弥
ここのもつ鍋は具材が柔らかくて、スープも美味かった。
それらを味わいながらたくさん話をした。
学校の友達のこと、雑誌の反応のこと、教頭と担任のこと。
青柳さんは、頷きながら楽しそうに聞いてくれた。
もつ鍋が空になり、甘味をオーダーした青柳さん。
青柳さんは抹茶ケーキ、俺はパフェを頼んで、
それを食べている時だった。
「スウ君、よかったらモデルのバイトしてみない?」
前置きもなく唐突に、さらりと誘われた。
しばらく俺の中で時が止まった。
心配した青柳さんが、ひらひらと俺の前で手を振っている。
それを目にして、ようやく質問の内容を把握できた。
「‥え?バイトでモデルですか?」
「うん。実はこういうオファーが僕にきたんだよ」
スニーカーのメーカーからオファーがあったらしい。
モデル代をぎりぎりに抑えて、できるだけ広告費をかけたい、
ということみたいだ。
「‥でも、どうして俺なんですか?」
だって、モデルなんてたくさんいる。
よりによって素人の俺を選択することはない。
唸りながら頭をぽりぽりと掻く、青柳さん。
困っているみたいだけど嬉しそうだ。
「そうだね。僕もどうしてか判らないんだよ。
だからこそスウ君を撮ってみたいんだ。
ファインダーから何かが判るかもしれないから」
子供みたいな笑顔で、ぐっと身を乗り出された。
でも、俺はすぐにやると言えなかった。
だって、ジョーがどう思うか判らないから。
「‥でも、ちょっと‥俺‥」
「ギャラはもちろんちゃんとあるよ。
例えるなら高校生のバイトの1年分は出せるかな」
それを聞いてかなり惹かれたのは確かだった。
実は俺、これからの進学について学費がネックだった。
親に出してもらうことが俺は辛い。
だからって、バイトすれば家にいることが減っちゃうし、
ジョーに反対されそうな予感がしていた。
「スニーカーを履いたところを撮るだけなんだ。
どう?やってみない?」
たったそれだけで、お金が入る。
バイトだとしてもモデルってすごい。
「‥ちょっとそれ相談してもいいですか?」
「いいけど、誰なのかが気になるね。親?友達?恋人?」
親とのことやいじめに合っていたことを、
隠さずにそのまま伝える。
すると、青柳さんは渋そうな表情をした。
「そうだったんだ。イヤなこと聞いてごめんね。
じゃあ、相談するのは恋人なのかな?」
「‥ええ、まあ」
「いい返事がもらえるのを期待しているから」
「‥はい」
できればやりたい。
俺のやる気が、ジョーに伝わるといいなと考えながら、
青柳さんに微笑んだ。
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