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  [ 青い空を見上げて3rd 33(R18) ]
2011-05-24(Tue) 14:05:56
笹崎侑津弥


ふと気付くと、ジョーの動きが止まっている。
はあはあと浅い息を吐きながら、ジョーと見つめ合った。
大好きという台詞は、俺かセックスなのか答えろ、
とジョーの目が問うている。
俺は溜め息を吐き、真っ直ぐジョーの目を見た。
「‥ジョーのことに決まってんだろ」

恥ずかしさを隠しながら言うと、ジョーがにんまりとし、
さっきより勢いのある動きをされた。
ジョーのが気持ちいい場所ばかり刺激してきて、
声がどうしても抑えられない。

「‥うあ、あ、んあ、ジョー‥ジョー‥っ」
何度も何度も、ジョーの名を呼んだ。
呼ぶ度に、ジョーのが大きくなる気がした。
ジョーのが大きくなればもっと擦られる。
擦られれば中がぎゅっと締まる。

そんなことを繰り返していると甘い痺れが、
腰の奥からじわりと込み上がった。
途端、ぶわっと涙が溢れてきて頬を伝う。

あれに似ている。

夏休み期間、マキがきた時にしたセックスに。

触ってないのに出そうな、あの変な感じだ。

「‥あ、あ、ジョー、何か変‥イキそ‥」
「俺は今ちょっと手が離せない。ウツミ自分でして」
「‥うあ、ああ、違、う、何かが違う‥っ」

ジョーは何かを察してくれて、
腰を揺らしながら首に吸いついてきた。
音が響くほど強く吸われると、
腰の奥が更に痺れ、体がぶるぶると震えてきた。

「‥んああ、や、あ、いく‥っ」
瞬間、ジョーが首に歯を立てる。
痛みは快感に変わり、俺はソレを扱いてイッた。

息が詰まって声が出ない。
全身が痙攣し、落ちないようジョーに掴まるだけで、
精一杯の状態だ。

「く、う、ウツミ‥っ」
俺に楔を強く打ち、ジョーの動きが止まる。

らしくないほど息を荒げている。
でもよく考えてみたら、俺のことを抱えて動いたんだ。
息も荒くなるしたくさん汗も掻くはずだ。
って、俺もジョーに負けないくらい汗びっしょりだ。

「ウツミ立てるか?」
「‥ん、ゆっくり下ろして」

ソレを静かに抜いて、ジョーは腫れ物を扱うように、
俺をゆっくり下ろしてくれた。
膝がちょっと震えてるけど立てなくはない。
抱えられてばかりだとジョーも疲れるだろうから、
しっかり踏ん張らないと。

すると、後ろをジョーのが伝った。
「‥んっ」
「どうした?大丈夫か?」
「‥うん、ちょっとジョーのが‥」

目線がちらりと背後にいったんだろう。
ジョーが俺に継いで後を覗いてから、あっと呟くと、
シャワーの湯を腰にかけてくれた。

前は、アルコールでテンションがハイになっていた。
それが関係して、扱かなくても後ろだけで達してしまった。

でも、今のは違う。

酒なんか飲んでない。

ラストは勢いで扱いちゃったけど、こんなこともあるんだな、
とぼーっとする頭で考えていた。

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仕事で夜勤が始まったので更新の時間が疎らになります。
小説も仕事も、これからも両方頑張ります(^▽^)


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