BLUE BIND
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 青い空を見上げて3rd 36 ]
2011-06-01(Wed) 05:40:57
阿久津城
ファミレスに入ってドリンクを頼み、
赤石さんはコーヒー、ウツミはホットココア、
俺はフレッシュキウイジュースを飲んだ。
このテーブルからは、統一しないドリンク3種の、
ちょっとおかしい匂いを発していることだろう。
赤石さんが美味そうに熱いコーヒーを啜る。
それから、タバコに火をつけて煙をくゆらせた。
国外の銘柄か、とパッケージを眺めていると、
吸えるなら吸えよ、という風に箱を向けられた。
「遠慮しますよ赤石さん」
「そうか。それにしても久し振りなのに、
俺のことよく覚えてたな」
「こっちの台詞ですって。
伊吹との対談、ウツミだってよく気付きましたね」
だって、現実のウツミと雑誌のスウは、
青柳さんのセンスのせいかカメラの性能のせいか、
オーラやイメージが、全く違う。
ウツミについて、知らないことはない俺さえも、
スウとウツミが同じだと思えない時があるくらいだ。
「初めて会った時、ぶつかって笹崎転んだだろ?
それだけでも印象的だったけど、目がすごく優しくてさ、
忘れられなかったからすぐに判ったよ」
「‥優しい目?まさか」
甘ったるい香りのホットチョコを、
ウツミは照れながらぐびぐびと飲んだ。
昔のウツミと違い、確かに目つきは優しい。
俺になんか寄ってくるな、という冷たさは、
もうどこにもない。
それどころか、ウツミの笑顔にみんなが魅了される。
「カズが‥あ、遅れてくる連れなんだけど、
珍しいくらい青柳四葉の仕事内容を褒めてんだよ。
で、ぶつかった時の腰も気になってたから、
会いにいってみようかなって思ってさ」
ようするに、カズさんって人のために、
赤石さんが一役買ったわけだ。
友達ですか恋人ですか、なんて質問は野暮だよな。
しかし、珍しいくらい青柳四葉の仕事内容を褒めている、
ってカズさんって人物はどんだけ上目線なんだろうか。
青柳さんの評価は、誰もがとっくにしていると思うけど、
まあ、世の中、色んな考えの人がいるか。
「‥腰のことなんて忘れてました」
気にしないで下さいとでも言うように、
ウツミは赤石さんに微笑んだ。
そして、店員にホットチョコのおかわりを注文する。
そんな甘いのよく飲めるな、という顔でタバコを消すと、
赤石さんは雑誌とペンを、テーブルに置いた。
「なあ、笹崎、これにサインしてくんない?」
「‥え?サイン?」
確かめるように訊ねると、赤石さんは肯定する。
すると、ウツミは困った顔になった。
「‥俺そういうの書けないです」
「マジで?書いてくれって頼まれないか?」
赤石さんは拍子抜けして、きょとんとなった。
言われてみればサインを書いてくれって、
ウツミが頼まれているとこを見たことない。
すると、ウツミは苦笑いしながらこう返答をした。
「‥なぜか教頭先生にだけ」
頬杖をついていて右手が、ずるっと滑った。
まさか教頭がサインを依頼するとは。
けしからんって言うならまだしもサイン欲しいだと。
教頭のその柔軟さに、俺達はファミレスで大笑いした。
しかも、ファミレスで笑い声を上げるわけにもいかず、
声を殺しながら喉で笑う。
一通り爆笑し、涙を拭いながらドリンクで喉を潤した。
その時だった。
ファミレスに青柳さんがやってきた。
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星が刻んだ未来さえにたくさん拍手を下さった方、
ありがとうございます(o^∇^o)
お気に召しましたら一票お願いします。
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