BLUE BIND
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水色も伸ばして寄付する予定です。
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 青い空を見上げて3rd 46 ]
2011-06-22(Wed) 21:40:11
阿久津城
ウツミが頭を冷やすと家を出ていった。
それから1時間にもなる。
雨はかなり降っていた。
傘のないウツミは濡れてるだろう。
どこいったんだ、ウツミ。
早くここに帰ってこい。
さっきから、ダイニングのテーブルを、
指でとんとんと叩いていた。
どうにもこうにも、胸のむかむかが収まらない。
ウツミは携帯を所持しているのに、
ずっとオフにしやがっている。
これも、むかつく原因になっていた。
俺はウツミが帰ってくると思っていた。
家からじっと動かずにいた。
だけど、そろそろ限界がきていた。
待ち続けるのはどうも性に合わない。
俺は傘を持ち、ウツミを探しに行った。
まずは、公園。
雨除けになりそうな遊具を、覗き見る。
ウツミか、知らないカップルがいるかと思いきや、
そこには誰もいなかった。
まさかとは思うけど、
吉村がバイトしてる居酒屋かもしれない。
思ったらもう走っていた。
「ジョーだけかよ。これまた珍しいな」
いつもの如くいらっしゃいませは言わないけど、
それでも、吉村になぜか安堵した。
「ウツミ探してんだ。ここにきてないか?」
「笹崎?ここにはきてないな」
やっぱり、と思いがっかりする俺。
あからさますぎたのか、吉村が珍しく肩眉を上げた。
「どうした?ケンカでもしたのか?」
「いや‥ケンカじゃない‥」
ケンカの方がよっぽど楽だ。
あれはケンカじゃなくて、気持ちと意見を、
ぐいぐいと押し付けていただけの言い合いだ。
しかも、どっちも引かないからタチが悪い。
でも、ウツミが傍からいなくなると思うと、
それだけで冷静になれなかった。
悔しさのあまり俺は、唇を噛んでぎゅっと拳を握る。
ふと、不安そうな吉村に、俺はムリして笑った。
「ウツミがきたら連絡してくれないか?」
「判った。必ずする」
「サンキュ。バイト中に悪かったな。
ウツミと仲直りしたらまた一緒にくるから」
「おう、いつでもこい」
笑顔の吉村に微笑み、俺は傘を広げ、
さっさと居酒屋をあとにする。
雨はさっきよりも強くなっていた。
次にむかった先は、学校。
侵入はしないだろうけど正門にいるかもしれない。
予想通りそこには人影があった。
細身のシルエットがウツミに類似していて、
叫ぶように呼びかけた。
「ウツミ!」
すると、シルエットが揺れるように動いた。
「あれ?阿久津?」
そこには、たまに部活にくる先輩がいた。
バイトをしてるから、たまにしか部活に顔出さないけど、
かなり美術の才能を顧問に注目されている。
そのせいで部を辞めらない、仲村郁央さんだ。
吊り目できょろっと俺を見て、少年のように微笑んだ。
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