BLUE BIND
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水色も伸ばして寄付する予定です。
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 青い空を見上げて3rd 57 ]
2011-07-14(Thu) 05:10:01
笹崎侑津弥
「‥ん」
目を開けるとビールの缶が転がっていた。
どうやら俺は床で寝てたらしい。
上体を起こすと毛布が落ちた。
瞬間、寒さに震えた。
隣で寝ている伊吹さんが体を冷やさぬよう、
かけてくれたんだろう。
トイレを借りてから、再び毛布に入る。
すると、ぎゅっと抱き締められた。
「‥わっ」
「ん?スウ?おはよ」
「‥おはよう‥ございます」
「今何時?」
俺は時計を見た。
「‥4時15分です」
「そうか。そろそろ始発動くな」
「‥離して下さい」
そう言うと、伊吹さんは面白がって、
俺の頭にすりすりと鼻を寄せた。
まるで犬みたいに、くんくんと匂いを嗅いでいる。
俺は諦めて息を吐いた。
それから、俺に巻きついている細い腕に、
指をつつっと滑らす。
これがジョーだったらな、なんて思いながら。
すると、それがくすぐったかったのか、
背中にぴったりとくっついている伊吹さんが、
びくんと震えた。
意外な一面に、思わずぷっと吹く。
「そんなにおかしいかよ」
「‥いえ、そんなことないです」
にやにやを止められない。
伊吹さんにも弱点があるなんて、なんか笑える。
もっとやろうとしたら、伊吹さんから解放された。
「ほら、そろそろ着替えとけよ。
もうちょいで王子様がここにくるんだから」
と、伊吹さんはソファを指差した。
そこには、すっかり乾いた服があった。
「‥はい」
服を着て、出してあったコーラを飲む。
瞬間、インターホンが鳴った。
伊吹さんがドアホンで応対する。
「ここまで上がるってさ。マジで始発できたぞ。
よっぽどスウが心配だったんだな」
にやつく伊吹さん。
俺はどう答えていいか判らずに黙っていた。
こんこん、とノック音が聞こえる。
伊吹さんがタバコを吸いながらドアを開けにいく。
そして、ジョーが現れた。
何だかやつれているように見える。
ほんのちょっと離れていただけなのに、
久しい感じがした。
「おっす、ウツミ」
「‥おはよ」
ジョーは、やっぱり俺のことを怒らなかった。
ほっとしていると、ジョーが伊吹さんに質問した。
「伊吹さん、失礼なことを質問していいですか?」
「ん、何?」
「ウツミに手を出しました?」
俺は思わず体が震えた。
だけど、ジョーはそんな俺を見ることなく、
伊吹さんだけを凝視している。
伊吹さんならきっと誤魔化してくれるだろう、
と信じていた俺がバカだった。
「キスだけな」
ぴきん、とジョーが固まった音がした。
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「伊吹さんんんん何言ってんだああああ!
ジョーにそんなこと言わないでええええ!」
ウツミの心の声(笑)
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