BLUE BIND
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髪を失った方へ髪を寄付している
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水色も伸ばして寄付する予定です。
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これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 青い空を見上げて3rd 61(R18) ]
2011-07-21(Thu) 06:10:54
笹崎侑津弥
ふと目を覚ます。
時計を確かめると2時間が経っていた。
それでも、深くぐっすり眠れたせいか、
頭も体もすっきりして疲れが取れていた。
「おっす」
隣にいたジョーが笑った。
ベッドに座って、すりっと俺の頭を撫でてくる。
くすぐったくて首を竦めた。
「‥おはよ」
「どうだ?すっきりしたか?」
「‥うん、かなり」
布団を直そうとして違和感を感じた。
違和感を確認したら両手首に手錠があった。
一瞬、見たものを疑った。
手錠のせいで微動できない。
振ってみたものの取れるはずもなく、
がちゃがちゃと鎖の音が鳴るだけだった。
夢かと思って、目を閉じて再び開く。
どうやら、これは現実の出来事らしい。
犯人はもちろん1人しかいない。
俺はきりっとジョーを睨んだ。
「‥ジョー、これ何だよ」
「手錠」
「‥そんなの判ってる。
どうしてこんなことするんだ」
「こうするためだよ」
手錠とベッドの上部を、紐できつく結ばれる。
俺はこれでマジで動けなくなった。
ジョーは俺に何をしたい。
俺を見る目も。
優しく触れる手も。
何もかもが怖い。
さすがの俺もジョーに怯えてきた。
そのせいなのか、体がぶるっと震える。
これは、伊吹さんとキスしたことへの仕打ちだ。
俺もしたからドローだと言いながら、
心の中でジョーはすごく俺に怒っていた。
そうじゃなきゃ、ジョーはこんなことしない。
「ウツミ、俺が怖い?」
顔を覗き込み、ジョーがキスしてきた。
「‥ん」
俺は曖昧な返事を呟く。
怖いなんて言ったら、何されるか判らない。
それくらい、今のジョーが怖い。
すると、ジョーはまたキスして、
俺の体をぎゅっと抱き締めてきた。
泣きそうな顔をしながら、俺の胸に顔を埋め、
ジョーらしくないトーンで、低く呟く。
「俺はウツミが怖い」
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