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  [ 青い空を見上げて3rd 67(R18) ]
2011-08-03(Wed) 06:00:02
阿久津城


「ウツミ、悪いんだけど先にイッていい?」
「‥ん、悪くな、い、いい、よっ」
どうしても我慢ができなくて、
情けないと思いながらも、スパートをかけてイッた。
温かいウツミの中で、ソレを幾度も放出する。
とりあえず一度イッとけば、楽になるし持たせられる。

「ウツミ‥ごめん‥っ」
「‥別にそんなの気にしなくていい」
気にしなくていいと言われてほっとしながら、
汗ばんでいるウツミの背を、ぎゅっと抱き締める。

すると、ぽつりと呟き声が聞こえた。
「‥俺なんかいつもジョーより先にイッてるし」

その一言が可愛くて、自身がすぐに復活した。
ウツミの腰を持ってくるんと軽く捻る。
体位をバックから正常位にして、勢いよく突いた。

「‥う、わ、ジョー、復活早‥っ」
「ウツミとまた一緒に気持ちよくなりたいから」

ウツミは揺さぶられながら、
青いリボンに縛られている手で、俺の顔を触る。
潤んだ瞳で、切なそうに見つめてから、
顔を寄せてきて唇が重なった。

「‥ジョー、ああっ、い、して、る‥っ」

喘ぎの中でも、はっきりと聞こえた。

小さな誓いの声。

嬉しさのあまり泣きそうになった。
たぶん、ちょっと泣いたかもしれない。

「俺もだよ、愛してる」
言いながらウツミの耳を、ぺろりと舐める。
ウツミの腰がびくんと震えた。

「ここ気持ちいい?」
耳の中へぬるりと舌を入れた。

「‥や、あ、ああ‥っ」
ウツミは目を閉じて、息を荒げながら喉を反らす。

そして、縛られたままの手でソレをぎゅっと握り、
ウツミは絶頂に達し体を硬直させた。
中できつく締められて、遅れながらも俺もまたイッた。

「‥く、う、はあ‥はあ‥っ」
足をぶるぶると震わせながら、
腰を浮かせてウツミはソレを緩く扱く。
出し切ってから息を吐いて、ウツミはぐったりした。
一息ついたのを確認し、キスをする。

「‥ん」
色っぽく呻くウツミ。
唇を離すと頬を綻ばせ、にこりと微笑んできた。

その笑顔が一転する。

ぴくぴくと頬を引き攣らせた。

「‥わ、ジョー、もうムリだって」
「ん?何が?」
「‥判ってて何がとか言うなよ。これだよこれ。
 中でジョーのが大きく‥ああ‥っ」
「俺のなにが何だって?」
「‥あ、う、ジョーのバカ‥っ」

ウツミに笑いかけながら俺はまたゆっくり動いた。

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