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  [ 蒼空と流星の狭間 6(R18) ]
2011-09-11(Sun) 08:30:12
阿久津城


何でこうなったのか判らない。
ウツミじゃない影を感じて目を開けてみれば、
そこにいたのは、全裸だった舞斗さんだ。
しかも、舞斗さんはソレを興奮させながら、
覆い被さるように俺に乗っかっていた。
どうしたんですか、と聞く間もなく唇が塞がれる。
これはこれで悪くはないけど、
恋人のキスじゃないと気持ちよくない。
舞斗さんも同様のはずだ。

淡々とした感情のまま、ただのキスをしながらも、
俺達はついそれに夢中になった。
キスしながら、舞斗さんが俺のものに接触してくる。
ウツミ一筋であっても、俺もさすがに男だ。
これにはつい反応してしまった。

「あ、ふ‥っ」
「阿久津、ここ気持ちいい?」
「そりゃあ、まあ」

困ったように言うと、舞斗さんは微笑みながら、
ずるずると体ごと下がっていった。
「じゃあ、もっとよくなって」

舞斗さんがソレを頬張る。
吸い方も銜え方も、こうなるまでのスムーズさも、
手馴れている印象がした。

だけど、このままではいられない。
気持ちいいけどそれなりに抵抗することにした。
恋人がいる以上、恋人ではない人物に、
こんなことされる覚えは全くないからだ。

舞斗さんの口腔を、ソレから離そうとする。
だけど、強く吸われてしまい口が離れてくれない。
陰茎と先端を、熱で包むように唇で吸われ、
腰がぞくぞくと震えた。
ウツミにはない、微妙な加減だ。

「くううっ」
「可愛いね阿久津」
「舞斗さん、も‥やめ‥っ」
「これは夢だから、気持ちよくなって大丈夫だよ」

こんな夢なんて見たことない。
気持ちよくされる感覚が、あまりにもリアルすぎる。

それに、いつもウツミとしてるんだ。
夢の中で、ウツミ以外とセックスするほど不満はない。
でも、夢でもないと舞斗さんが襲ってきたりしない。
色んな考えが巡り、俺はやや疲れてきた。

「そんなに難しく考えないで。
 一緒にセックスしてただ気持ちよくなればいい」
と、舞斗さんが自らの入口に、俺の手を導く。

そこは、既にローションで濡れている。
蕾を探り当て、そっと触れるとひくりと動いた。
舞斗さんの反応に、こっちの体も熱くなる。

「阿久津のを、俺のここに挿れて‥」
準備万端、とでも言いたげな顔が、
あまりにも色っぽくて俺はどきっとした。

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阿久津城×仲村舞斗

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