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  [ 蒼空と流星の狭間 7(R18) ]
2011-09-12(Mon) 13:35:08
阿久津城


隣のベッドを見ると、ウツミと楠さんが寝ていた。
楠さんの目だけ、開いてるような気がする。
だけど、ここから確認できないから確実ではない。
隣のベッドを気にしている隙に、
俺の上に、舞斗さんが馬乗りになった。
「舞斗さんまだ準備が‥」
「どっちの?」
「もちろん、そっちのですよ。
 いきなり挿れたりしたら痛いですって」
「いいよ。いきなり挿れられるの好きだから」

潤んだ目で、にこりと微笑む舞斗さん。
やばい、ここから逃れられない。
夢だったら誰とセックスしても構わないか、
とさえ俺は思い始めていた。

舞斗さんが濡れそぼった朱唇で、キスをする。
そして、欲しそうにひくつく蕾を、
俺のソレに当てて擦ってきた。
これだけで理性は簡単に崩壊してしまった。

少しでも狭いところを慣らそうと、
人差し指を入口に挿れ、ぐりっと捻った。
舞斗さんが、ぶるっと震えて喘ぐ。
「ふあ、あ‥っ」

ローションで濡れていて挿れやすかった。
舞斗さんの内部は、熱くてすっげ柔らかい。
指がとろとろに蕩けてしまいそうだ。
しかも、解しているのは指だってのに、
ソレにシンクロするのか、息がはあはあと上がる。

早くここに挿れたくなる。

挿れて、突いて、擦って、めちゃくちゃにしたい。

めちゃくちゃになりたい。

「舞斗さん‥俺のをここに挿れさせて‥」
「ん、言われるの待ってた」

自然と引き寄せられて俺達は唇を重ねる。
舞斗さんが笑顔で、俺の腕をぎゅっと強く握り、
腰をゆっくり落としていった。

そうだ、舞斗さんから挿入してくれればいい。
そうすれば俺がされた側になるから、
罪悪感が、ちょっとで済むし楽になれる。

「あ、あ、ああ‥っ」
熱い息を吐き、舞斗さんが脱力する。

俺の全てが中に挿った。
弾力のある内部が、ゆるゆると俺を締め付けてくる。
ウツミとは異なる熱に、俺はつい吐息を漏らした。

「はあ、はあ‥はあ‥」
「どうしたの?まだここきつい?」
「いえ、大丈夫」

見上げながら返答すると、舞斗さんが微笑んだ。
その表情がが可愛くて、愛しくさえ思う。

繋がったまま俺は、騎乗位になっていた舞斗さんを、
抱き締めるようにしながらベッドに押し倒した。
そのまま、足をぴんと伸ばして腰だけに重みをかける。

「んあ、阿久津、それすご‥っ」
「気持ちいいんですよね舞斗さん。
 中がすごく締まってる」

奥を狙うように腰を動かしながら、
ウツミが気になって隣のベッドを見る。

楠さんと重なる姿が、瞳にぼんやりと映った。

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阿久津城×仲村舞斗
楠満×笹崎侑津弥


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