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  [ 蒼空と流星の狭間 9(R18) ]
2011-09-16(Fri) 08:45:00
笹崎侑津弥


俺が放った液を使って、満さんに入口を解される。
この人の指は長くて、そして気持ちいい。
それが何度も出入りし、窄んでいるとこを広げていく。
「‥んう、はあ‥はあ‥んあっ」
「こうされるの気持ちいいんですね」

埋め込まれた指の腹で、
かりっ、と掻かれる感じがした。
痛くもないし痒くもない。
むしろ、不甲斐ないことに俺自身が、
気持ちよさでびくりと反応した。

「‥あああっ」
「侑津弥君、そろそろこれ欲しくありませんか?」
これというのは、腰に押しつけられた血の滾る、
満さんの熱いもの。

肌で感じる熱を気にしつつ、俺はジョーを見た。
舞斗さんと一緒になって、
喘いだり呻いている声がここまで聞こえる。
ジョーのそんな声に腰が疼いていた。

舞斗さんとジョーのセックスに興奮するなんて、
みっともないって判ってるのに。

でも、俺、もうマジで我慢できない。

「‥ん、満さんの‥欲しいです‥」
「でしたら、これは君から挿れて下さい」

俺の腰に、満さんの手がそっと添えられる。
挿れるためのフォローをするかのような動きだった。

それに従う他なくて、膝で立って腰を上げ、
満さんのソレをロックオンしてゆっくり座る。
くぷ、と音がして後ろが広がった。

「‥んっく」
「まだまだ、これからですよ」

満さんは言った通りに、奥を狙って中へ挿ってきた。
ジョーでもさえ、たまにしか届かないところに届くソレに、
思わずぞくぞくと震えた。
圧迫が快感に変換し、体のあちこちを蝕んでいく。

喉が詰まって声が出ない。
震える喉を、満さんが撫でてくる。

「もうちょっと奥までいいですか、侑津弥君?」
「‥え、うあ、あ、ああ‥っ」

満さんのはどこまで届くんですか、
と聞こうとしたけど聞けない。
腰に添えられている手が重みをかけてきた。
ソレがもっと沈められていく。

「‥かはっ」
感じたことのない圧に、目が開く。
呼吸すらも小刻みになり、息がちゃんと吸えない。

「やっと全部入りました」
「‥みつ、る、さ、奥‥が‥ああっ」
「そんなに気持ちいいですか?」

奥すぎて怖いです。

俺どうなっちゃうか判りません。

声が出なくて首を振ると、キスをされた。
「まずはゆっくり動きますからね。
 君の中で、私だけを感じて下さい」

ずんっと全身に重力がのしかかる。
そして、俺は満さんに体を揺さぶられた。

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楠満×笹崎侑津弥

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