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  [ 蒼空と流星の狭間 10(R18) ]
2011-09-17(Sat) 17:50:21
阿久津城



「‥うあっ、ああっ、満さん‥んんあ‥!」
隣のベッドから聞こえてきたのは、ウツミの悲鳴だった。
ここからぼんやり見えるシルエットだと、
ウツミは後ろから満さんに攻められている。
きっと、すっげ気持ちいいんだろう。
そうじゃなきゃ、色気たっぷりの悲鳴みたいな歓声を、
ウツミはあんなに上げたりはしない。

だけど、舞斗さんもいい声色をしている。
喘ぎながら名前を呼ばれると、ぞくぞくするんだ。

「ふ、あ、阿久津、あっあっ」
「ねえ、ここ擦られるの好きでしょ?」

上の柔らかいところをソレの先で擦る。
びくんと体を仰け反らせると、舞斗さんが見開いた。
快感の表情に、たまんなく興奮してくる。

中を擦るソレに血が集まるのを俺は感じながら、
舞斗さん胸元を、ぺろりと舐め上げた。
瞬間、舞斗さんの全身が、魚のように跳ねた。

「うああっ、ダメ‥そこダメ‥っ」
「そこってここ?それともこっち?」

腰を激しく打ち当てつつ、胸に軽めに歯を立てる。
内側か、乳首か、ポイントはどっちなんだろう。
どっちか感じるのかを確かめるために、胸を吸う。
すると、中が蠢きながらも俺を締めてきた。

なるほど、胸をいじられるのが好きなのか。
ふと見ると、舞斗さんの精液が、
ソレから少し漏れ始めている。
へえ、この人はイキそうになると漏れちゃうんだ。
年上だけどこういうとこ可愛いな。

「舞斗さん可愛いね。もうイキそう?」
「はっ、あっ、イク‥イクううっ」
「イキきたいなら、ちゃんとおねだりして」

そう言うと、胸を舐めていた口を撫でられ、
そのまま深く唇を重ねられた。
口の中をぐるりと舐め回してから、
ラストには舌の先に軽く吸いついてくる。

しつこくない、あっさり引く名残り惜しいキス。

こっちがもっとキスを迫りたくなるようなキス。

もっと激しいキスがくるかと思ったけど、
こんな状況下なのに、こんなキスをしてくるなんて。
誰かにここまで鍛えられたのか。
それとも、多勢とのキスをこれまで経験してきたのか。
まあ、どっちでもいいか。

「舞斗さん一緒に、ね」
「んああ、も、イッちゃうっ」

叫ぶように言われ、俺は急いでソレを手で扱く。
すると、3回も扱かないうちに精液が発せられた。
目を硬く閉じ、声にならないものを発しながら、
舞斗さんが硬直する。

引き抜こうとするも中で締めつけられて、
俺はそのまま放ってしまった。
ソレを軽く抜き差しをし、僅か残りも搾り出す。
舞斗さんの内部が、それを望んでいたかのように蠢き、
更にもうちょっとだけ出た。

ようやく落ち着いたのか息も整ってきた。
舞斗さんを見下ろすと、色っぽい顔のまま笑っている。
照れ笑い、ってな感じの顔だった。

「阿久津、大丈夫?」
「ええ。舞斗さんこそ大丈夫ですか?」
「なんとかね‥あはは‥」

細い腕が俺の首に、ぎゅうっと絡みついてきた。
汗ばんだ体をぴったり合わせて、俺も強めに抱き締める。
そして、そのままキスをした。

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阿久津城×仲村舞斗
楠満×笹崎侑津弥


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