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  [ 蒼空と流星の狭間 16(R18) ]
2011-09-29(Thu) 09:45:50
阿久津城


舞斗さんと交代で、楠さんが隣にきた。
ふう、と息を吐きながらタオルで汗を拭き、
デキャンタの水をコップに注いで、静かに飲んだ。
1つ1つの動きが、大人っぽさを彷彿させる。
すると、あっちのベッドから、
なにやら悩ましいエロい声がしてきた。
暗くてあんまり見えないけど、
ウツミと舞斗さんが、どうやら始めたらしい。
声を聞き、楠さんがくすりと笑った。

それにしても、楠さんっていい体している。
ごついけどごつく見えないのは、
体の奥に潜む、インナーマッスルのせいだろう。
筋肉があるのに表面化していない。

滑らかな腕を、思わず掴んだ。
硬くて強い、そんな逞しさを感じる。

「どうしましたか、阿久津君?」
「あ、いえ、すみません」

手を離すとその手を掴まれた。
「いいんですよ、触りたかったら触っても」

掴まれた手が、そっと柔らかく包まれる。
なぜか、それが妙にエロく感じた。

「楠さんて逞しいな、と思ったら触ってました」
あははと笑いながら言う。

すると、いきなり俺のソレが撫でられた。
ソレはまだ興奮していて充血しており、
たったそれだけで、ひくんと揺れ動いた。

「これほどではありませんよ。若さには勝てません」
「勃っているのが若いってことなら、
 楠さんだってまだまだ若いじゃないっすか」
「あはは、そうなりますね」

楠さんのもまだ大きくて硬いままだった。
まだソレが萎えないほど、
ウツミとのセックスが気持ちよかったってわけか。
俺もそれは同じだから、敢えて口にしない。

「阿久津君、放っておけば萎えますけど、
 どうせですからお互い抜いておきませんか?」
「まあ、ええ、いいですよ」
拒否をする理由もなく、何となく頷いた。

さて、満さんはどういうシチュエーションがお好みなのか。

1人が扱いているのを1人が見ているのか。
お互い扱いてるところを見せ合うのか。
それとも、セックスしましょうってことなのか。

いやいやいや、さすがにセックスはムリだって。
俺のここにでかい満さんのが挿るわけがない。
そもそも俺はそっち側じゃなくて攻めたいんだ。
満さんを攻めるのなら、できなくもないけど、
頭にそういうイメージが沸かない。

何をどうすればいいかと考えていると、
満さんが正面に座った。
そして、俺のソレと己のソレを、
共に握ったまま手を動かして緩く扱いてきた。

「は、あっ」
「どうですか、こういうのは?」

どうもこうも、ただ純粋に気持ちいい。
視覚効果が、モロにくる。
俺のよりも少しだけ大きい、
満さんのソレが俺のソレに擦れていた。

しかも、かなりこの人手馴れている。
舞斗さんと恋人になるまで、
それなりに遊んできたような感じがした。

手淫しながら時々、俺のソレの先に、
指をわざと当ててくる。
ぬる、と滑る感じに腰が震えて、思わず喘いだ。

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楠満+阿久津城

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