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  [ 蒼空と流星の狭間 20(R18) ]
2011-10-06(Thu) 21:45:18
笹崎侑津弥


舞斗さんが挿入したいと、俺に囁く。
いつもはもちろん受け入れているほうだけど、
満さんとこうなる前には、
彼女がいてそれなりの経験があるらしい。
でも、だからって、どうして俺に挿れたいのか。
夢なんだって踏まえると、もしかしたら、俺の中に、
たくさんの人物とセックスしたい願望でもあるのかな。
自分がすごい淫乱みたいで、なんかイヤだ。
だけど、深層心理で、そういうのはあるかもしれない。

もやもやと考えている間に、中をいじっていた指が、
ずるりと引き抜かれた。
「‥ふあっ」
「答えないのはイエスだって思うよ?」

淫乱じゃないし変態でもない。

俺はジョーだけしか好きじゃない。

だけど、夢ならこれでいいやって気になった。

イエスの意を込めながら首を振る。
だって、もうしょうがない。
舞斗さんだってこんなに興奮してるし、
俺でいいならそれを冷ましてあげないと。

それに、俺のこともソレで冷ましてほしい。
イッてもイッても勃ちっぱなしで、
ぱんぱんに膨れたままのソレがすごく辛いんだ。

「下手でも勘弁して」
そう笑って、舞斗さんが挿入してきた。

くぽ、と窪みが広がる。
肌のざわつきを感じながら、俺はシーツを握った。

キスをしながら、舞斗さんがもっと侵入する。
全て挿れたのか抱き締められて、キスが深くなった。

「笹崎‥中が熱い‥っ」
恍惚とした表情で、舞斗さんが身震いする。

快楽に素直で可愛い、と思いながら見ていると、
舞斗さんが赤面したまま微笑んだ。
それを合図にしてスライドが開始される。

最初は、ファーストギアで。
少しずつテンポが上がっていき、セカンドギアになる。
徐々にギアが上昇して、ベッドが軋み始めた。
高級そうなベッドのスプリングが補助してくれるのか、
舞斗さんのが再奥までやってくる。

「‥は、あ、あ、んっく‥っ」
声が抑えられなくて漏れ出てしまう。
中で圧を感じ、こっちも気持ちよくなってきた直後。

俺の左に満さん、右にジョーが寄ってきた。

2人共、にっこりと怖いほど爽やかに笑っていた。

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仲村舞斗×笹崎侑津弥

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