BLUE BIND
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Author:水色
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青い空を見上げて (31)
僕達の体育祭 (8)
青い空を見上げて2nd (48)
君、何を想う (9)
風のように遥かに (39)
魚心あれば水心 (6)
雲の上の輪廻 (4)
その雪景色窓辺より (42)
傷痕は誰が為の (13)
星が刻んだ未来さえ (69)
その手はひとつじゃない (8)
青い空を見上げて3rd (70)
僕達の学園祭 (8)
蒼空と流星の狭間 (30)
見知らぬとこで七色が (42)
決めたゴールを走れ (93)
ゴールの先に在るもの (11)
銀の翼が恋を知る (41)
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雨上がりの最果てで (58)
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最終更新2013.6.2
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私にも何かやれることはないか、
と思ってリンクを繋ぎました。
小児ガンや無毛症、事故等で、
髪を失った方へ髪を寄付している
NPO団体のホムペです。
水色も伸ばして寄付する予定です。
ジャパンヘアドネーション
これは皆様もご存知のはず。
実は私、献血大好きなのです。
いつも400取ってもらってます。
体力的・時間的に余裕のある方々、
ぜひご協力をお願い致します。
日本赤十字社
寄付や献血を、行ったり訴えることが、
キレイ事に見えても構いません。
必要としている人がいるのは確かです。
実質的な行動はなくとも、
こういうのがあるということを、
知ってもらえるだけでも嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました。
[ 見知らぬとこで七色が 7 ]
2011-11-07(Mon) 07:35:04
何でこんなとこで赤くなるんだ俺。
もしや、俺ってそっち系なのか。
付き合ってきた人も判らないし、
今の俺にはもちろんそんな思い出もない。
でも、たぶん女の子は好きだし、
何回かそれなりに交際もしてはいる。
だけど、女の子は、面倒臭いって記憶しかない。
俺の体を拭く男を、こうして観察すると、
体つきはいいし逞しいし、顔立ちも格好いい。
こういうのを、イケメンって言うんだろうな。
ベンチに現れた時、キャップとサングラスをして、
まるでわざと顔を隠しているようだった。
モデルっぽい気もするけど、どうなんだろう。
「どうした?」
「何が?」
「さっきから俺をじっと見てるから。
タオル熱かった?それとも拭く力が強いのかな?」
男はナチュラルに優しい。
親切心に、絆されそうになる俺がいる。
「いや、大丈夫」
「そうか。背中終わったから腹拭くよ」
「うん」
絞られた熱いタオルが、首を滑り、
首から肩、胸、腹にかけて拭かれていく。
あまりの気持ちよさに、思わず吐息を漏らした。
「はあ‥」
「何かやらしい声だね」
「別に俺‥そんなつもり‥っ」
「あはは、冗談だよ」
笑ってやりすごす男に、俺も笑う。
体がさっぱりするのを感じつつ、
拭かれれば拭かれるほど体がむずむずした。
それに、意識すればするほど緊張もする。
俺に触れるのはタオルだけじゃなくて男の手もで。
体を拭くタオルより男の手に、なぜか意識が集中する。
タオルなんかよりも、触られたところが熱い。
「下も拭く?どうする?」
ズボンを引っ張られて俺は赤くなった。
「いいよ」
「じゃあ拭こうか」
「いや、そっちのいいじゃなくて、
やらなくていいのいい」
「そう?だったら服着ちゃおう」
残念そうな表情で、首を竦めて笑う男。
そして、スエットに着替えるのを手伝ってくれた。
さっきとは色違いのスエットだった。
「タオル置いてくる」
洗面器を持って部屋を出ると、
男はスポーツドリンクと新しいアイスノンを手に、
ここへ戻ってきた。
「はい、どうぞ」
「どうも」
ペットボトルを傾けてちびちびと飲む。
俺のこんな姿ですら、男はにこにこと眺めていた。
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